オンラインレッスンを始めるのにかかるお金はいくら?
オンラインレッスンを始めようとしてしていて、「始めるのにいくらかかるのかな?」と心配している方がいらっしゃたら参考になる内容かと思います。
結論から言うと0円です。安定したインターネット回線があればそれで充分です。
最初の数か月は1円も使わない
私はオンラインレッスンを始めて最初の3か月ぐらいは、一切レッスンのためにお金を使いませんでした。
初期は15-30ドルと格安で教えていたし、まだ右も左もわからない状態で教科書は何を買えばいいかわからなかったので安易にお金を使わないことにしていました。
今回は最初の3か月、教科書等を購入せずにどのように教えていたか、そしてその後どのような投資をしたか、ご紹介いたします。
無料の教材はネットまたは生徒から入手可能
予約が入ったら、生徒のレベルを確認して、初心者用の教材をネットでさがしました。私が一番よく使っていたのはNihongo Libraryというサイトの文法教材で、そのほかIrodoriという無料の教科書や、生徒さんが「これを使いたい」といって送ってくるPDFの教科書、ニュース記事をそのまま使っていました。そうこうしているうちに、生徒も集まりしばらく続けてみようと思い、「みんなの日本語」、その次に「げんき」を購入してレッスンで使うようになりました。
その後はJLPTの対策本や、会話の教科書など必要に応じて買い足していますが、教え始めて11ヶ月経ったいまで日本語レッスンのために使った金額は合計5-10万円くらいかと思います。そのほとんどが教科書代です。
私の個人的な経験から言えば、利益が数十万円になるまでは、無料の教科書で様子を見て、「自分に向いている」とか「お金を出す価値がある」と思えば教科書や機材を買えばいいかと思います。ただ、メジャーな教科書は体系だっているし、練習問題もたくさんあるし、本当に使いやすくて教えやすいです。
教科書代
よく使っている教科書は以下の通りです。使用頻度は順に「みんなの日本語」、「げんき」、「Tobira」、「JLPT対策本」です。
みんなの日本語シリーズ:高いですが練習問題もたっぷりあって使いやすいです。
げんきシリーズ:英語で説明があるので生徒から指定されることも多いです
とびら:アメリカの大学で教科書として使われることもあり、アカデミックな内容です。みんなの日本語1と2を終えた生徒に使っています。
JLPTの対策本:JLPTの需要もそこそこあります。新完全マスターを使っています。
子供用の音読ドリル:子供のレッスンは準備が大変ですが楽しいのでやめられません。。。。海外に住む日本人のお子様向けのレッスンは補習校の教科書が多いので親御さんに送ってもらっていますが、用意がない方には音読ドリルを使っています。
Basic Kanji book:漢字の教科書の中ではメジャーなようで、使いたいという生徒がいたので購入しましたが、漢字は生徒任せなところもありあまり使っていません。
便利な機材
Appleペン(宿題の添削)
顔色が良く見える照明(Youtuberみたいなドーナツ型のを購入しましたが自然光や読書灯で十分でした)
手元を見せるカメラ(あまり使っていません。一時期こどもにひらがなの書き方を教えるために使っていました。)
レッスンのためだけではないけれど、レッスンに関連する出費は以下の通りです。
新聞の購読代(上級の生徒とレッスン中に一緒に読みます)
Microsoft office代(Google docで十分なのであまり活用していません)
iPad(もともと持っていましたが、教科書をスキャンして保存しているので必須です)
Adobe 無料のPDF Readerでもいいですが、宿題の添削や教科書のページの削除がさくさくできるのでストレスフリーです。
歯のホワイトニング 白い歯の美しい生徒さんに感化されてホワイトニングがしたくなりました
*教科書は違法ダウンロードが出回っているようですが(生徒からもらったことがあります)、生徒からPDFとして受け取るのは仕方がないとしても、自分でダウンロードや拡散はしない方がいいと思います。倫理的な問題だけではなくて、正規の教科書を購入している生徒との信頼関係にも関わります。そもそもインターネットで出回っているものは古いバージョンで生徒と持っているものとページ数が違ったりすることもあります。
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