小1男子の筆箱が宇宙。
先日の「小1が喜んだクリスマスプレゼント」も読んでいただきありがとうございます。このお知らせ通知って、すぐ閉じていつも見れなくなってしまう。
さて、小学校も、新学期がはじまった。今年の息子の目標(わたしが勝手に決めたやつ)は、鉛筆をちゃんと筆箱にしまうこと・・・。
これがそんなに難しいことだとは。
我が子はなぜか、使い終わった鉛筆はランドセルに直に投げこむスタイル。
帰宅後に筆箱をチェックするとまず、すっからかん。
忘れないようにと、筆箱に書いて貼りつけた注意書きは、剥がれて、貼って、また剥がれた。
使い終わった鉛筆と消しゴムは、筆箱にしまおう。すぐどこかにいっちゃうし、使ったものは元の場所に戻せるといいよね。
そんな話を改めてして、送り出した新学期初日の帰宅後。
宿題のプリントの上で勢いよく開けた筆箱から、大量の草と土がばらまかれる。
「えっ? なんで??」
もう、それしか言えねえ。
「ああ、それねえ。 コウくんといっしょに帰りみち、草のとこで変なボタン見つけて、だから筆箱で坂を作って押す装置作った」
「・・・? ていうか、鉛筆と消しゴムは?」
「わかんない。もしかしたらコウくんが中身、捨てたかも」
よくわからないけど仲良しのコウくんとの遊びに使った様子。
コウくんは冬休みに病気だか怪我だかで手術をし、しばらく入院しており、久々に会えたからか帰りがやけに遅かったのだ。
「なかなかボタン押せないから、コウくん血が出るかもしれないけどがんばるって、高いとこにのぼって枝とってくれた。命がけで。とび降りたとき、おなか痛いっていってた」
い、命がけ・・・・・。いいのかそれは。
コウくんは、無事なんだろうか。
それで、そのボタンって何? 押しても大丈夫なやつなの・・・?
「かなりやばい。押さないと地球めつぼうの可能性がある」
お、おう……。
まあ、もう夜だし。 現場は後日見るとして。
と、砂っぽい空っぽの筆箱の中を洗って替えの鉛筆を詰め、パタンとフタを閉めたところで驚きの発見。
筆箱の表面にでっかく、「えびふらい。」って、書いてあるんですが???
油性ペンで。
ねえ・・・・
これ、、、、、どした????
昨日までこんなの、なかったけど??
「あ。それね。書いちゃった」
ちょっと、、、なんで?? なんでなの??
なんで、えびふらい?
もう、気がつけば涙が出るくらい笑ってた。
ばからしくて、おかしくて。おかしくて。
謎のボタンを押すために命がけのコウくんも。
鉛筆や消しゴムや鼻かんだティッシュやどっかで拾った石まで、何でもかんでもランドセルに放り込んでくる我が子も。
小1男子たちの日常は、理解の次元を超えている。使った鉛筆は筆箱になんてちまちまと言ったところで、そりゃあ響くわけないのだ。
生きてるスケールが違うのだから。
できなくたっていいや、彼らが背負ってる使命に比べたらハナクソくらい小さなことだ…
笑っとこう。
【追伸】
彼らが見つけた地球滅亡を防ぐボタン。
ボタンですらなかった。絶対押せないやつ。
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