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WBCを観て思ったこと

あいかわらずの主夫生活である。
と言っても夕飯を作ることがメインなのだが、掃除をしたり洗濯をしたり、週に二度ほどのお買い物。
それなりにどれも楽しい。

週三回ジムに通い、月に二回ハローワークに行く。
日曜日は町内の氏子活動。
時々知り合いとお酒を飲みに行く。

気が向くとカメラを持って出かけたりもしている。
死んだ父親の唯一の遺産、実家の相続に戸籍謄本が必要だったので、三重県のいなべ市市役所にも行った。僕と妻は本籍地が三重県にある。
僕が子供のころ、盆正月には里帰りしていた父親の育った家にも立ち寄ったのだが、かつての大好きだった里山の姿は見る影もなく悲しい気持ちになった。
偶然お世話になった父の従妹に会った。心構えをしていなったので思わず泣けてきた。

思うところがあり、資格を取るための勉強を始めた。
まとまった時間が取れる今ならなんとかなるかもと始めたのだが、その資格で食べていこうとは思っていない。
物覚えの悪さを日々感じながら机の前に座っているが、僕の物忘れは老化ではないなと、へんに安心したりもしている。

主夫の特権、時間の調整が無限大。その特権を最大限活用してテレビでのスポーツ観戦が日課である。
ワールドカップは相当の数の試合が見られたし、最近は相撲にドはまりしている。控えめな感じの『若元春』がお気に入りです。毎日対戦相手が変わり15日間の勝敗数で勝ち負けが決まる、髷を結い回しを付け頑張って体を大きくした男が全力で当たりあう、奇異と言っては失礼だが、こんな面白いスポーツほかにないと思っている。

WBCも日本戦だけだけど欠かさずリアルタイムで観た。決勝トーナメントの盛り上がりは言わずもがな、本当にドラマよりドラマティックな体験ができた。
昨日の午後からのテレビはWBC一色、大きく時間を割いていて、内心「もういいでしょ」って、思ってしまう。

「日本は強い」「日本がひとつになった」、日の丸、国歌、美談がナショナリズムを押し上げていっているようでちょっと怖い。
軍備の増強、敵基地攻撃能力、原子力発電所の再稼働・新建設、「必要なんじゃない」っていう方向に流れていってしまいそうで嫌な感じがぬぐえないでいる。
岸田首相のウクライナ訪問も実にタイムリーなニュースになってしまった。

「世界が平和であること」
「食物自給率を上げること」
「投票率を上げること」
今後の生きていく指針にしたいと思っていること。
具体化するにはとてつもなく勇気がいりそう。

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