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許せない彼女への復讐は、私が幸せになることだった。

今日娘と近くのコンビニまでお散歩をした。
コンビニで娘のお気に入りのアイスを買って帰ろうと、自動ドアを出たら、中学生の頃私をいじめていた同級生がそこに立っていた。

きっと目があったのは、0.5秒くらいだったんだろうけど、瞬時に視線を娘に移して気づかないふりをした。

いじめを受けていた当初は自殺まで考えたんだけど、絶望しながら1年間引きこもった結果、いじめてきた人たちよりも絶対幸せになってやろうと思えるようになった。文字だけで見ると、すごく美談のように感じるかもしれないけど、当時の私は憎しみで溢れていた。彼女への憎しみから、何が一番彼女への復讐になるのかを考えた結果だった。

一番の復讐は、死ぬことじゃない。彼女たちより絶対幸せになって、彼女たちのことなんてなんとも思わなくなることだった。

時が経てば許せることもあるんだろうけど、人に自殺を考えさせるほどの苦痛は15年以上経った今でも許せない。
でも、それでもいい。そうやって彼女への許せない気持ちがあるから、私は幸せになろうと努力を続けられるから。

コンビニから自宅までの道中、娘の手を強く握りながら、「絶対もっともっと幸せになろうね」って娘に言った。
まだ3歳の娘は「うん?」と言って、笑ってた。

絶対幸せになろう。
それが一番の復讐で、あの時の自分を救ってあげられる方法だ。

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