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2023年下半期に見た諸々の備忘録〜映画編〜

もう気が付けば12月…ということで!
年を越してしまう前に、下半期に見た映画をまとめてみようと思います。
それではさっそく💨

★映画★

☆パルプ・フィクション

"時系列順に進まないが故の魅力”

1930〜1940年代のアメリカで流行していた大衆向け雑誌の犯罪小説(=パルプ・フィクション)をモチーフに、最初はバラバラだった3つのエピソードがどんどん交わっていく、というストーリー

この映画の魅力は、何といっても話が時系列順に進んでいかないところだと思います。
時間軸がグチャグチャだからこそ見えてくる面白さやカッコよさが癖になっていて、正直そのまま時系列順に描かれていたらここまでヒットしてなかったんじゃないかなと感じるぐらい

そしてメインキャストのジョン・トラボルタさんがこの作品で一気にスターの座に返り咲いたのも納得がいくぐらい、めちゃくちゃいいキャラしてます

☆ハスラーズ

”やっぱり母親はイカれてる”

ストリップクラブで働く女性たちのお話。
強い女性がブイブイ言わせる系の映画かと思えば、予想をはるかに裏切られる内容でドハマり

W主演の2人の役どころは、愛する家族に不自由な暮らしをさせないために働く母親で
相性抜群の二人はバディを組んで成功への道を駆け上がっていくけれど、リーマンショックを機に徐々に道を外れていってしまい、最終的には警察に捕まってしまうことに
そんな中で、子どものためにある決断をした相方に向けて放った
「やっぱり母親はイカれてる」
という言葉
自分にとっては信じられない決断でも、同じ母親だから納得してしまう相方の行動に、最大限の同情を込めた素晴らしい言葉だなと
言葉の表面上からはわからない、愛のあるこのセリフがすごく印象的でした。

当時50歳とは到底思えないジェニファー・ロペスさんの圧倒的美
アジアンビューティーで自然体の演技が魅力的なコンスタンス・ヌーさん
この二人が作り出すバディ感がたまらなく大好きで、定期的に何度も見たくなるような
個人的には、今まで見た映画の中でもTOP3に入るぐらい引き込まれた作品でした。
まだ見たことがない方には、是非ぜひオススメの一作です!!!

☆WAVES

"家族とは…"

31の楽曲とともに1つの物語を紡ぐ、A24製作のプレイリスト・ムービー
135分の映画に対して31曲も使われているのは、ちょっと多くない⁈と最初は思ったのですが、登場人物やその場面にマッチした楽曲が使われているので、見ていて全く違和感がなかったです。
すごい。

そしてもう一つ驚いたのが、物語の前半と後半で主人公がガラッと変わること。
前半は、上の予告のサムネイルに映っている高校生の男の子
後半は、その妹にシフトしていきます。
話の内容的には結構重ためなのですが、楽曲や光・アングルが効果的に使われていることによって、ヘビーだけど見やすい
そんな映画になっています。
新感覚体験をしたい方はぜひ!!笑

☆ラーゲリより愛を込めて

この映画に関しては想いを抑えきれず、もうすでに単体で書いてしまいました!笑
愛に溢れた素晴らしい映画でした。

☆スウィーニー・トッド

"様々な愛が交差するサスペンスミュージカル”

150年以上に渡り映画化や舞台化されてきた伝説の殺人鬼スウィーニー・トッドの物語を、ティム・バートン監督が主演にジョニー・デップ、ヒロイン役にヘレナ・ボナム=カーターを抜擢して2008年に公開された映画

なのですが!
YouTubeでも年齢制限が設けられているぐらい、とにかくグロいです。
映画見終わった後はシンプルに食欲無くなります。
でも話としてはふつーにおもしろいんですよね笑
なので食欲がなくなっても大丈夫な時に視聴することを私はオススメします(きっぱり)
あとヘレナ・ボナム=カーターさんの役が話が進むにつれどんどん魅力的になっていくところも、個人的イチオシです!

☆ROOM

"どんな状況にあったとしても結局一番大切なのは…”

この映画は、父親が娘を24年間自宅の地下室に監禁していた「フリッツル事件」を受けて製作されたもので
今作では母親と子どもの7年間の監禁生活が描かれていますが、それでもなかなか心にきます。

監禁が発覚し救助されるまでの話かと思いきや、実はそれが前半部分で、救助されてからのマスコミであったり、実家に戻ってからの家族とのすれ違いであったり、そういった葛藤の場面が後半部分となっています。
家の前にマスコミが押し寄せる姿とか、今の時代のダメなところが赤裸々に映し出されてるな~とか思ったり
たとえ2人が家族であっても、イレギュラーな環境で過ごしてきたが故に心ではすぐに受け入れることができなかったり
それでも最終的には、母親と子どもの愛でボロボロになりながらも前に進んでいく様子がなんとも心を打ちます。
いろいろ考えさせられることも多いですが、名作の一本です。

☆ラスト・クリスマス

"最後の最後で明かされる真実が映画一番のスパイス”

毎年クリスマスが近づくときっとだれもが耳にする「Wham!」の『Last Christmas』
この楽曲をモチーフに描かれたロマンチックコメディ映画です。

この映画と言えば、なんといってもラストの衝撃的事実!!
勘が良い人は途中で薄々気付くのかもしれませんが、私は何も考えずに見ていたため、最後の最後で
え、そういうことだったの?!???!!!!?
と度肝を抜かれ、且つ大感動しました。

映画の中でも特に印象に残っているのが、
主人公であるケイトが青年トムに自分の過去を打ち明けるシーン。
「昔大事故に遭い心臓移植をしてから、他人の身体のように感じる」
それからトムの愛に触れ、徐々に変わっていくケイト。

”自己肯定感を高めましょう”とか”自尊心を持ちましょう”とか昨今よく見る言葉だけど、”自分を愛する”ことってそんなに簡単なことじゃない
だから、”誰かからの愛を実感する”ことってすごく大切なことなんだなぁと改めて感じました。

☆マダム・イン・ニューヨーク

"自分を変えるために、一歩踏み出す勇気”

インド映画の特徴といえば、上映時間が平均3時間前後と長い点が挙げられますが(一説によると歌と踊りがあるからみたいです)
この映画は歌と踊りもあって2時間ちょっと!じゃあ見てみよう!!ということで、人生初インド映画を体験してみました。

結論から言うと、めちゃくちゃ良かったです…!
内容的には、インドで専業主婦をしている女性がある出来事をきっかけにNYへ渡米し、英語が話せないコンプレックスを克服するために英会話教室に通い出す、というストーリー。
英会話を習い始めたことで、仲間との絆が生まれたり、自分の中で自信を取り戻していく過程が丁寧に描かれていて、すごく見やすい作品でした。
インド映画らしい、最後はみんなで踊ってハッピーエンドなのもお気に入りです。

☆マイ・インターン

"全ての人にオススメしたい作品”

もうとにかくほっっこりします!!
映画の内容といい、雰囲気といい、映画の中で流れている時間がたまらなく素敵。
たまに誰しも持ってる人間の弱いところが見えるのも良い。
メインキャストであるアン・ハサウェイとロバート・デ・ニーロが醸し出す空気感も最高です。
超オススメの一作品。

☆最強のふたり

"心の深いところで繋がる尊さ"

パラグライダー中に事故に遭い、首から下が麻痺してしまった富豪の男性の介護役として、刑務所を出たばかりの黒人青年がひょんなことから雇われることになる、という実話を基にしたヒューマンコメディ作品

普段生活していたら絶対に交わらないであろう立場の2人が毎日を共にし、次第に深い友情で結ばれていくこの物語は、シンプルに引き込まれます。
やっぱり人として合う合わないって環境がどうこうとか表面的な部分じゃなくて、もっと深い、波長的なものなんだろうなぁって感じました。
面白くてあったかくて泣ける、そんな素敵な作品です。

☆キューティ・ブロンド

"可愛いだけじゃない新ジャンルサクセスストーリー"

「キューティー・ブロンド」と言えば、日本でも度々ミュージカル作品として上演されている有名な作品。
とにかくピンクとブロンドのイメージがあり、可愛い女の子が友達とキャピキャピしてる系かと思いきや、
なんとびっくり法学部のお話でした…!
いやー見事に裏切られました。

ストーリー的には、美容とファッション第一!な女の子がボーイフレンドに振られたのを機に、彼を追うため猛勉強して名門ハーバード大学法学部に合格、そこから人生が大きく変わっていく…というお話。
新しいサクセスストーリーのような、見終わった後に清々しさと勇気をもらえる作品。
気持ちを明るくしたい時におすすめです!

☆アイ・フィール・プリティ

"思い込みはいい方に持つべし"

自分の容姿にコンプレックスを持っている主人公がハプニングで頭を打ったことにより、自分が絶世の美女に見えるように…それからどんどん人生が好転していくコメディ映画

周りから見た姿は全く変わっていないけど、主人公が自信を取り戻したことにより人生がどんどん良くなっていくストーリーを見ると
自分の気持ちの持ちようというか、無意識にマイナスの方向に決めつけちゃうのは勿体ないことなんだなぁって

まぁそれが難しいんだけどね笑

でも私も容姿にコンプレックスを持っているから、見ればちょっと心が軽くなり、小さじ一杯の希望を抱かせてくれる素敵な作品でした。

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