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「広報」の言葉に内包される要素を分解したい

広報のnoteを、月に1回何とかまとめ始めて6年が過ぎようとしている。(2018年5月から)

この春から新しい仕事にも関わるようになって、自分の広報観が急速にアップデートされているし、できてないことを反省したり、できていることに自信を持ったり、スキルを見つめ直す良い機会になっている。
その中で、世の中を見渡せばインターネットでも本でも広報ノウハウが手に入りやすくなったし、学べる場所や分かち合える場所が増えている実感を持っている。そもそも「広報」の人が増えたのだと、もちろん気づいていたけどあらためて実感した。

私自身は、自分の体験をできるだけ言語にして、ニッチだと思えても重要そうなことをこのnoteで言語にしてきたが、これだけ広報ノウハウが溢れてきているのだから、言語化の内容も今までよりもっと「違う」ものにしないとダメだなあと感じている。
例えば、自分自身にしかできないよりニッチなものとか、スキルの掛け算でしかわかり得ないものとか。私よりもっと広報のスキルやノウハウを語れる人はいるわけで、お金に糸目をつけなければ充実して体系的なコンテンツもあるわけで。

粛々と仕事をしているから意識していなかったけれど、私が広報職に携わり始めてから10年以上経っている。変わっていて当たり前である。世の中のアップデートにあわせて、私の見せるものももっとうまく絞っていかないといけないな、、と実感。


「広報」という一言に多数の要素を含めすぎではないか

広報のことを言葉にしていく上で、ニッチで良いのならばあれこれの切り口から言語化できそうとは思っているが、そもそも「広報」という言葉にあれやこれやの要素が含まれすぎていることが大いに良くないのではないかと感じている。

だからこそ、「広報を強化する時に何からしたらいいのか」迷うし、広報知識の理解が進みにくいし、ノウハウ化のため言語化しても何だか核心に至らずふんわりしてしまう。
広報の知識をつける前であっても、特定のフォーマットを使ってまず整理など動き始めることが近道になったりもする。(それであれば、私が発信せずとも、いろいろ効果的なスクールや書籍や情報が既にたくさんある。)

あと、「どういう目的で何をしたいか」と「どういう内容か」と「どう広く報せるか(手法)」の話にも分解できるので、なおのこと一緒くたに捉えることはできないなと感じてしまう。
ついでに言うと、ひとつの発信内容で狙いたい目的が複数にまたがったりもするので、発信目的になりうる事情について、解像度をあげておかないと振り回されてしまうと思う。

最近の仕事で、この辺りが悩ましいと思ったこともあったので、今後もっとニッチに細かく捉えていくことを頑張りたいな。

その他にも私がやっていきたいのは以下とか、かな。6年目の締めに所信表明として書いておこう。

  • 広報とマーケティングの間にある内容

  • 経営者目線での広報の話。経営に良い影響を与える広報

  • インターネット上の技術を踏まえた発信活動のこと。SNSノウハウ以外も含む。Web担当者的なスキルの話とか

  • 「企業広報」カテゴリで言われがちなものを、もっと分解して解釈したい

  • BtoBかつIT企業の様々な事象のこと、そして広報とのかかわり

  • 目的×内容×手法の具体例の話

  • 発信の努力の話(自分自身ここがやりきれてないことに最近気づいてかなり反省したので、なんらか発信したい)

今日は思考整理で終わってしまったが。
携わっている広報の仕事の環境が多少変わったり、深く考えなければいけない状況も増えていることで、今後よりニッチで重要な発見がこのnoteで言語化されることを願いながら頑張っていきたい。


#広報 #PR #PublicRelations

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