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伝えたい相手の「よく使う言語」で話せるようになる大切さ

広報のことを言語化しようと数日前に考えて、思いついたネタをエディタに下書き。そして今さっき思いついたネタを書こうとエディタを開いた時、既に同じネタが書いてあった。
伝えるための心がけについて、今回は書きたいのかも。ということでまとめてみる。


「相手のよく使う言語を使って話す」

「伝わらない」などの広報の悩みや、関係各所との悲しいすれ違いを考えるに、「相手の価値観を踏まえてよく使う言語に言い換える」ことへの徹底度がどこまでできているのか。と思うことが多い。

もちろん、細分化の時代、ざっくり「属性」「クラスタ」的にカテゴライズさせていただいたとて、はまりきらないし、多様すぎてもちろんその全てをカバーすることはできないのだけど。時が経てば価値観も変化するし。

広報をやり始めた時、知識がないこともあってまずは伝える所作や形式などにこだわりやすい。
マスメディアが持つ業界常識が複雑難解だったり、社内外に仲間を見つけられず孤独に学習をすすめることになりやすかったり、広報のセオリーなどなくて(目的次第で手法は変わる、そして究極言うとやり方は無限大)拠り所も持ちにくかったりなどなどもあって、「広報の所作での何らかの結果」にこだわる以前に、自分のことや気持ちを守ることに意識が向きやすいのもあると思う。

伝えたい相手のことをどこまで知っているのか。知った気になっていないか。
相手のことを知り、伝える確率を上げてまで、何をしたいのか。そもそも伝える所作だけ見ていないか。
がむしゃら期を終えたあたりで、そのあたりに立ち返ることも大事なのではと思う。


「経営の言語」という大きい課題

中でも、広報担当者が知るべきかなって思うのは経営の言語のように思える。
要は「経営者との会話」。
広報においては社長が上司というケースも多いであろう。それもあって知っておいて損はないはずだが、あまり経営の言語に注目していないような肌感覚がある。

経営には終わりがないし、広報の評価基準とはまったく違うし、もし広報担当者が会社員だとしたらやはり立場も違うわけで、想像しにくいからなかなかわからないだろう。
私も会社員経験しかなく、経営はしたことはないので、本当のところでどこまでわかっているかはわからない。なので、わからない前提を持ちつつひとつずつ調べながらやっている。

様々な常識が世の中にはあるが、限ったコミュニティ等で話をしていると視点がどんどん狭くなる。成功体験が増えてくればなおさら。
「わからない前提」で常にアップデートし続けること。同じ業界であっても時が経てば常識も変わっていく。

広報にとって社長は利害関係者である確率も高いし、立場上どうしても経営と社員に挟まれる。なので、「経営の言語で話せるようになった」とて、間に立ちながらメンタルをうまくバランスとるのはそれはそれで別のところで大変にはなる。
(このバランスの取り方も、記事のネタにはなりそうな気もする。本当に大変だし。)

それでも、広報の結果をより高めるためには経営の言語を知る・使いこなすことは欠かせないし、それがあってはじめて社内広報・採用広報などのレベルもさらにあがってくるのではと思う。


今回も簡単な言語化になったが、これを積み重ねて気づきを増やし、まとめていきたい。


#広報 #PR #PublicRelations

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