何かひとつ、広報発信に取り組みたい時のやり方提案
「今年は挑戦の年」と思っているのだが、それにふさわしいかもと自分で認められるくらいにはあれこれ広報業務で新しいことをしたり、長年やってきたことをやめてみたり、ものによりアレンジしてみたりすることができた。
しかし相変わらずnoteのネタは出てこない。月末最終日恒例だが、いつもよりさらに何にも出てこない感じがする。いっそ、5年以上続けてきたこの習慣を諦めざるを得ないかなと思うくらいの気持ち。
こんなに思いつかないのに書こうとしているのも、ある意味挑戦なのかもしれない。
いや、厳密に言うと、ネタはあるけど到底2時間とかで書けないものばかりで、、
それはそれでしっかりまとめたいけど、まだ言葉にできてないものも多いので今後ちょっとずつ言語化していきたい。
今回はパッと思いついたこのテーマで。
広報強化でまずひとつ、発信をするとしたら
広報の必要性・発信の必要性を感じている。
でも正直、何を書いたらいいかわからない。あれもこれもと思い巡らせるのだけどリソースが足りない。なんなら自分自身やるのはちょっと苦手かもしれない。
そんな時に、書いたらよさそうなことや考え方のヒントを。
相手(ステークホルダー)が「不安に思っていること」
それが解消できるような情報について書いてみるのはどうだろうか。
相手を想定する
まずは誰が関係者としているのかを考えてみる。
既存顧客(取引先)、潜在顧客、求職者、社員、株主などなど。
ビジネスによっては、一般消費者、官公庁(ガバメントリレーション)、メディア媒体などもあり得るかも。
もし迷うようなら、想定できる人数が少ない属性がおすすめである。
たとえば潜在顧客よりは既存顧客、一般消費者よりは社員の方が対象の人数が少ないはず。主語が大きい中で偏ったことを書くと、対象によって意味が変わって誤解を招いたり、読後感がばらけたりしてしまいやすくなる。
反対に、主語を大きめにする場合は内容に注意が必要になってくる。(コツは後述)
相手の持つ不安を解消する内容を書く
その属性を持つ相手が今、不安に思っていることとは何かをいくつか洗い出してみる。
洗い出した中で、書きやすそうなもの、もしくは相手にとって切実な情報のことを書いてみる。
不安解消のコンテンツの発信なので、他の発信に比べて、書いた後の効果が高まりやすい。
効果が感じられると発信自体を続けやすくなる(モチベーションになりやすくなる、リソース投資の判断になりやすくなる)効果も見込める。
中身やスタイルを改善してみる
持っている不安はひとつではないと思うので、同じように2記事目を書いてみる。
同じテーマであっても、ブログ記事ではなくメール調にしてみたり、チラシ調にしてみたり。
もしくは、文章で伝わらなかったら、図表にしてみたり、動画にしてみたり、音声配信にしてみたり。
同じ相手へのコンテンツは、溜めていけるようにブログシステムやフォルダの中にまとめて入れてみたり。
コンテンツの中身の改善だけでなく、見せ方を変えたり、伝え方や保存場所を変えてみる。
書くときのコツ
●主語が大きい相手とする時には、信頼できる何人かに見てもらってレビューしてもらう。
●相手の不安を解消してどうなりたいか、の仮説を立ててやってみると、効果が高まるはず。
●相手に対しての敬意を忘れない。相手が不安に思っていることを下に見るような、脅しや軽蔑を織り交ぜたような文脈・書き方は避ける。不安を持ついろいろな事情があるし、そもそも情報発信不足そのもので引き起こしている場合もある。
●文章が短いよりは多い方が良い。言葉が足りないことによる誤解を避けやすくなるため。
言いたいことの構成を先に作って、膨らませていくやり方も良い。
●テーマはなるべく小さくすると良い。その方が但し書きや前提情報などが少なく、短時間で書き終わりやすい。
●一部分をSNSで少しだけ書いてみて、反応を見ながら書き進めて最終的に記事にまとめるやり方がある。ブログを書いている人はこのように1記事を仕上げている人もいる。
果たして役に立つのかわからないが、あまり発信し慣れていない人、書き慣れていない人へのひとつのやり方として提案してみた。
他の広報業務において、よさそうなやり方があれば引き続き提案していきたい。
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