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手紙LARPのTIPS – プレイヤー編 –

 新しいプレイヤーがこれから手紙LARPを体験する上で役立つであろうヒント集をリスト化します。

◆ キャラクター

 多くの質問に答えられるようにキャラクターの設定を考えてみてください。「どんな夢を抱いているか?」「宝くじに当たったらどうするか?」「キャラクターの苦手なものは?」「畏怖する対象は?」などなど、例え手紙では書かないことであっても、あなた自身がキャラクターを理解し、より生き生きとさせることに役立ちます。また、キャラクターが“何時? 何処で? 手紙を書くか”という詳細な設定を考慮することも可能にします。

 あなたのキャラクターが手紙を書くための動機を知っているかを確認しましょう。議論に決着をつけるため? アイディアや事実を共有したいため? 誰かの孤独に手を差し伸べたいため?


あなたのキャラクターとして、最低でも週に一度は日記を書いてみましょう。キャラクターが何をどのように感じ、考え、手紙を書いていない過去数日は何をしていたのかを考える材料となります。日記をかくことで、キャラクターに深みと命が与えられるだけでなく、新しい話題を見つけやすくもなります。


社交的(オープンな性格)で、または多少でも手紙を書きたがるキャラクターを作成してください。手紙LARP全般を通して、寡黙で神秘的なキャラクターをプレイすることは得策ではありません。

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◆ 手紙を書く練習

 ゲームを監視し、評価をフィードバックしてくれる人に電子メールなどを使って下書きを書いてみせるのは良いアイディアです。手紙を書く際に「この手紙を受け取って返信を書きたくなるか?」「アナログな手紙にしたとき読み手は疲れないか?」に気をつけるようにしましょう。
切手や便箋など、キャラクターとして手紙を書くのに必要なアイテムは欠品にならないように気を配りましょう。


 キャラクターとして手紙を書く練習は必要です。練習をしてみて、手紙LARP本番でも、練習で発揮したクオリティが維持できるかを自分で掴んでおきましょう。

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◆ キャラクターの関係性

ゲーム開始前に結ばれたキャラクター同士の関係性を忘れずに復習してください。キャラクター同士は頻繁に会いますか? 何故お互いに手紙を書き合うのか? お互いのことをどれ程に知っていますか? あなたのキャラクターは関係性を結んだ相手の近くでリラックスできますか? 相手を失うことを恐れていますか? お互いの関係はどれぐらい重要ですか?


参加者自身の都合で手紙LARPを早期に終了させる場合は、必ず交換した連絡先に知らせるようにしましょう。


自分以外のキャラクターを尊重しましょう。キャラクターとして他人の生活に興味を抱き、共にスポットライトを浴びる余地があるかをキャラクターとしてタイムインしてから確認します。


共同で物語のプロットを作成した場合、突然そのプロットから降りるのではなく終了したい場合は相手と連絡を取るようにしましょう。
手紙を書く頻度については、全員が情報を確認できる場所に明記してコンセンサスを取りましょう。こういった情報をオープンにすることで、相手に余計なストレスをかけることなく、リラックスしてゲームを楽しむ難易度が下がります。


一部の参加者は、チャットLARPを通じて構築したキャラクターを手紙LARPへ持ち込むことを選択します。ただし、完全に持ち込ませないように注意してください。良いロールプレイは、短いシーンに全力を注ぐことで生まれることがあるからです。

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◆ ストーリー

交換した連絡先を最大限含められるように、ストーリーのプロットを作成しましょう。オーガナイザー(GM)は参加者からプロットに関する連絡を受けたら、拡張・改善してフィードバックすることを心がけます。


何かドラマチックなことを起こしたいときは、最後に送る予定の手紙に書くのではなく、まだゲーム期間が十分残っているときに起こしましょう。


自分だけが優位になるのではなく、ストーリーに関係している者達全員に何か良いことをするように心がけましょう。

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◆ その他

物語がうまくいかないときは、1人で悩むのではなく手紙の送り先やオーガナイザーを交えて相談しましょう。物語を創ることはあなた1人の責任ではなく、全員がその責任を担っていることを忘れてはいけません。


自分の手紙を書く頻度が少なかったり、他の人より交換した連絡先が少ないことを恥じる必要はなにもありません。ひとりひとりの生活時間は違うため、手紙を送る先が2つもあれば十分です。それ以上持つ人もいますが、実生活との兼ね合いを取って調整しましょう。


手紙を書いたら、必ずスキャナーで読み取るか写真を撮るクセをつけておきましょう。(郵便は紛失する危険性があります)


インクはキャラクターの特徴を出す1つの方法になるでしょう。子供や猫や、自分でも取るのに手間がかかるような場所に置いて保管するようにしましょう。指先以外がインクまみれになるのを防いでくれるはずです。


手紙の他に、封筒にもメッセージを残すことはキャラクターの特徴を出す1つの方法になるでしょう。しかし、参加者以外の人も目にすることになるため、過激な表現(殺人や虐待など)を控えた方が良いでしょう。また誰が慎重に封筒を開けるとは限らないことも忘れてはいけません。


紙にアロマを垂らすことはキャラクターの特徴を出す1つの方法になるでしょう。ですが、嗅覚も人それぞれのため、あまり複雑な香りにせず微かに香らせるのが良いでしょう。

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