見出し画像

多分これは心地良い反抗期のしるし

右耳下のインナーカラーを青にしました。

ここ数年、この位置にカラーを入れるのが定番。暫くピンクとか赤とかいれていたのだけど、先日まで滞在していた波照間のあの青が忘れられなくて、ちょっと久々に青を乗っけてみました。

あの、最果てにある大好きだった青をこんな風に身に纏えるって素敵。カラー剤を作ってくれたひとに感謝しなければだ。

鏡に映るたびに嬉しくて頭ぶんぶん振ってしまう。多分色は相当に落ちやすいので、お湯じゃなくて水洗いしながら、大事に楽しみたいと思う。

こうやって髪色で遊ぶようになって、もう早10年以上が経過しちゃった。初めて髪の色を抜いたのは高校生の頃で、先生に黒スプレーを持って追いかけられてた。あの頃は、お洒落でやっていたというより、先生を困らせたくてやってた気がする。緩やかな反抗期というやつですか。

その後美容師になって、今度はお洒落で染めるようになった。
真っ白まで抜いてみたり、全頭ピンクにしてみたり。鳥みたいに7色にしてみたり、楽しかったなあ。

で、30歳を目前にした今。
わたしは多分今、お洒落ではなくて、どちらかというと反抗期で染めている気がする。先生に中指立ててたあの高校生の頃に遡ってきている気がしてるのだ。やばいよね。いやもちろん、好きなんだよ髪で遊ぶのは。でも、多分好きと反抗の割合は3:7くらいかも。

「30歳の女性はこうすべき」みたいな、誰が決めたのかよくわからないルールや「結婚はしないの?」とか「いつ落ち着くの?」みたいな不躾な質問に、思い切り中指を立てたいのかもしれない。やんちゃな髪を見せびらかしながら「どう?ほらほら。まだまだ結婚なんか考えてないのよ。」って牽制したいのかもしれない。

それでも一時期、というか定期的に「男の人が好む女性になろう」となぜか思い立つ事があって(これ半年に1回くらいの周期でやってくる。衛星みたいだね)
そういう時はヒール履いたり髪の毛暗くしたり、ちょっとおしとやかなふんわりした服とか着てみたりする。
でも結局、そうすればするほど鏡の中にいるわたしはわたしじゃなくなって、「ええい。何で顔も見えない誰かに媚びるのか」って冷静になって、またここに戻ってくるんだよね。

何だろうね。やっぱり今更の反抗期なのかな。

おかげさまで(世間的に)30歳らしからぬ30歳を迎えてしまいそうだけど。わたしにとってはこれが心地よいから。
「そろそろ落ち着こう」とか余計な事を考えず、好きな色を纏って、生きていきたい。

何の話だっけ。
とにかく髪が、最高に綺麗な青になりました。


いつもありがとうございます。いただいたサポートの一部は書く力の原動力のおやつ代、一部は日本自然保護協会に寄付させていただいています。