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移住先で人生のパートナーを見つけて事業承継の当事者になりました#1

3年前「フリーランスになる」と報告したとき、母はすぐさま「それならこっちに来たらいいじゃん」と言いました。

四季のある土地に住みたいと望んでいた母は5年ほど前から沖縄を離れひとり長野に移住していたのです。(父は同じタイミングでヨット日本一周の旅に出ていました)

たしかに、上田なら東京にも行きやすそうだし、母がいるなら気楽だ、心機一転新しい場所でスタートするのも悪くない。

こうして当時の私は割とすんなり愛知県から長野県への移住を決めたのです。

勤めていた会社を退職し、1か月くらい海外や沖縄をフラフラとし、引っ越して来たのは2019年の12月21日、それまではスノボで一度来たことがあるような無いような、ほぼ初めての長野県。

面積がこんなに広いということも、上田の位置関係も知らないという無知さで「とりあえず頑張って冬を越そう」という意気込みだけしかなかった31歳の冬でした。


移住して来たときに最初に撮った写真


近所の景色 山が近い!


それから約3年後、私の人生を大きく変えるライフイベントが起きました。

なんと移住後に出会った方と結婚したのです。信州人の嫁になりました。
あのとき私を呼び寄せてくれた母に感謝。

ふらっと移り住んできた場所が、思いがけずこれからもずっと住み続ける拠点になりました。

そして結婚を機に私には今まで全く無縁だったテーマが出来ました。それが「事業承継」です。

今年旦那さんは新卒から約14年間勤め続けてきた建設会社を辞め、実家の会社の承継準備に入ります。

元々家業はお父さんの代でたたむ予定だったようですが、彼が自ら継ぐことを決意しました。おじいちゃんの代からなので3代目になります。

長年同じ会社で頑張って来たし、上場企業のサラリーマンという安定を捨てて家業を継ぐというのは勇気のいる決断だったと思います。「勿体ない」という意見も実際あったようで、本人も不安な気持ちをよく口にしています(笑)

それでもここまで会社を守ってきた人がいて、継ぎたいという意志があるなら何もしないで終わるよりは何かやってみる方がずっと良い。そう思って私も賛成しました。

そしてこの事業承継というテーマは、私が独立当初から掲げている「永く愛されるブランドづくり」とも繋がるものだなぁと思っています。

今あるものに目を向けて、大切な部分を引き継ぎながらどう変化させるのか。これからはデザイナーとしてだけではなく一当事者として、向き合っていくことになりました。

たぶん想像の何倍も大変だろうなと思いつつも、とりあえず頑張って冬を越そう、なんて考えてる34歳の冬。夫婦で力を合わせて頑張ります。

このnoteではたまに事業承継の進捗や私が感じた事なども残していこうかと思っています。もちろん今まで通りデザインやフリーランスのことも書きます。

もしも興味を持っていただけたり、同じような境遇の方がいたらぜひ繋がれると嬉しいです☺︎

最後になってしまいましたが、2023年明けましておめでとうございます!
たくさんの人に支えていただきMOCHI designも4年目を迎えることができました。これからもクライアント様の想いや、ブランドの想いをデザインで最大限表現し、お役に立てるよう頑張ります。皆様今年もよろしくお願いいたします!


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