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言葉で表現することが楽しい!

♦最初は目的が違っていた

私が「知る、伝える。ボランティア」に入った目的は、
記事を書くことではなかった。

学校では学べないような地域を知るためだった。


私は医療系の学生であり、実習や課題に追われる日々の中、

「わざわざ時間を割いてボランティアに参加することは、本当に意味があるのか?」

と真剣に悩んだこともある。


だが、「知る、伝える。ボランティア」は自由度が高く、
オンラインで参加することも可能であり、
また欠席に対する圧力が少ないので、
とても気楽に所属し続けていることができた。

だから、実習や課題の合間に参加し、
活動頻度を自分なりにカスタマイズしていた。


そして、私にとってボランティアに参加する意味は本来、
地域を知ることで自分の経験に投資することであったが、活動を通して

知る(取材)だけでなく、伝える(記事)ことがより重要だ

と考えるようになった。
だから私は、

「伝えたい!」

という気持ちが現在の活動のモチベーションに繋がっている。
理由はふたつある。


ひとつめは、様々な取材先の団体代表の方の興味深いお話を聞いていると、

自分の目標としていること、そうなるためにどうしたら良いか

をはっきり口に出し、
その言葉を聞き入れた人に支援され、実行していると感じたからだ。


こうして、自分が感じたこと、考えたことを言葉にすることがいかに大切かを知った。

自分がどうしたいか言葉で表現すれば、実現に近づく可能性が高まるのだ!と。


♦自分にとって表現すること

私がボランティアに参加する意味として、もうひとつの大きな理由は、

取材先で得た感情を言葉などで表現することが好きなんだ!

と改めて感じたからだ。
言葉を紡ぎ出す作業はとてもわくわくする。


初めて文章にすることで、

「私、こんなこと考えてたんだ…」

と自分の思考の新たな一面を発見することもあったり、
より深く考えるきっかけになることもある。


また、私はもともと人前で自分のことを話す苦手意識があった。
咄嗟に考え出た言葉にいつも納得がいかなくて、むず痒かった。

だから、静かな環境でじっくり考え、生まれた言葉は
達成感があり、自分の言葉に自信が持てた。

そして、その事実に気付くことができた。



少し話は逸れるが、記事の内容としては、
自分の書き方次第で良いようにも悪いようにも書くことができる。

取材先の団体代表の方の考えや思いを本当に理解しないと、失礼のないような文章は書けない。


また、文章を生み出す中で、言葉の微妙なニュアンスによって、
まるで音楽かのように盛り上げる部分や安定している部分を作ることができる。

noteでは一部の文字を太字にしたり、大きさを変えるなど、
視覚的な表現も可能だ。

そして、引用を持ってくることで共通点を見出したり、
話に面白みを持たせたり、
ちょっとしたうんちくを入れても、うざがられることはない(はず)。

これらも文章として表現する重要な魅力だ。


♦最後に

取材後の感情を言葉にすることで、

自分が受け取ったものを改めて本当に理解し、

そして、取材で心を揺り動かされたことを具体的に言葉で表現すると、
その一瞬のできごとに名前が付いたように

心に留めておくことができると学んだ。

言葉で表現することを通して、

経験をより自分のものにすることができると感じている。


だから、私は伝えることをこれからも意識的に行っていきたい。


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