「夏が好き、ほんのちょこっとだけ」
6月ももう最終週なんです。
通勤の道すがらあじさいの色が段々とくすんでゆくのを見て、ああ、また季節が進んでいるのだなと思う。
夏というのは、だいたい、わたしにとっては本当に鬼門。
暑さにマジで弱い。これは本気でです。
夏になると、朝、駅から職場までの15分の歩きだけでもうヘトヘトになってしまう。
汗っかきなのでそりゃもう汗もかくし、職場に到着後しばらくはあしたのジョー(の最後)みたいに座ったまま死んだように動けなくなるのである。
通り過ぎる同僚の皆さんに「大丈夫?」って言われるけど、まったく大丈夫じゃない~。
ただただ、岡本くん(ジャイアンツ)のうちわで自らをあおぐ。
※岡本くんのうちわについては下の記事に詳細あります
最近は、ハンディファンが流行っているけど、やっぱりうちわは、いいよ。
自分のさじ加減で強弱つけられるし、なんたって可動域も広く広範囲にあおげる。
難点は、かさばることと、このうちわはビジュアル的に外ではあまり使いづらいということだ。でもそれを超える良さが、うちわにはある。
にしても、今週は暑さにめげている。
めげめげのめげです。
暑いと朝からはやくも疲れてしまい、普通に業務をこなしていても16時くらいには限界が到来してしまうのだ。はやいよね。
体力が足りない、そして、タフさが欲しい。
お昼は相変わらずおにぎりひとつしか食べられていない。このまま夏バテに突入するのではと危惧している。ぐむむー。
わたしは泳げないし、人混みが苦手なので花火大会もごめんこうむりたいし、虫も大の苦手だし、サンダルが苦手なので夏でも普通の靴を履いているし、「夏が好き」という方には、本気で憧れの念を抱いてしまう。言ってみたいよ、夏が好きって。
口に出して言ってたら、いつか本当に好きになれるかな。
「夏が好き」、「夏が好き」。
・・・
そういえば、休職後に申請をしていた傷病手当が給付されました、という通知が来た。
案外はやくてびっくりした。2週間くらいで給付されている。何ヶ月かかかるのかと思っていた。
休んでいたのにお給料をもらえるなんてありがたいやら不思議やら、まあ、そのためのあれやこれやなんだが。
休職していたのは5月だけど、もうあの頃のことをなんだかあまり思い出せない。
何もしていなかった、それでも精神的には苦しくて必死だった日々。
今朝、久方ぶりに娘のお弁当をつくることができた。これは自分にとってはかなりでかいニュースである。
なぜなら鬱になってからずっと朝がつらくて、夫にお弁当係を代わってもらっていたのだ。およそ3ヶ月くらいかな。
しかし今朝はどうしても夫が早朝から仕事に出ないといけないということで、わたしが担当してみたのだ。
卵焼きをジューっと焼く。
ほうれん草の胡麻和えと、にんじんのマリネを詰める。
主菜は無理せず、冷凍のササミかつに登板してもらう。
ごはん、海苔、ごはん、と重ねて上にはふりかけ。その上にさつまいものレモン煮をギュッと乗せる。
できあがり。
できた。
わたしが作ったお弁当を娘に「はい」と渡すと、「お母さん、ありがとう」と、なんだか嬉しそうな顔をしていた。
久しぶりの母のお弁当だという感慨が、娘にもあるのかな。
もう今週末まででお弁当はおしまいなのだけど(来週から期末試験で、そのまま夏休みに突入)、秋には元気になって、母の弁当をもっと手渡せるようになるといい。
ちょいちょいへたばっている情けない母だが、学生である娘の母でいられる期間もだんだん短くなっていくので、がんばろ。と思いながらフライパンを洗う朝であった。
・・・
8月の神宮球場のヤクルトVS広島のナイターのチケットをとった。
お気に入りの、パノラマルーフ席。
あ、そうだ、わたし夏は嫌いだけど、8月の神宮球場の試合の5回裏の花火を見るのは好きだ。夜風に吹かれながら見るあの花火はとってもいい。ナイターの帰り道のすこし暑さの緩んだ夜道を歩くのも好きだ。
夏にも好きなとこちょっとあったな。
「夏が好き」、ほんのちょこっと、好き。