ののグラレコの軌跡〜2020年〜
はじめにご挨拶
初めましての方も、毎度お馴染みの方も
こんにちは、スポーツグラフィックレコーダーのののです。
オリンピックイヤーと呼ばれ、期待に溢れた2020年のお正月からもうすぐ一年が経とうとしています。
スポーツの魅力を可視化するスポーツグラフィックレコーダーとして活動する私にとっても、今年はとても楽しみだった一年であり、しかし皆様と同様大きな時代の流れに衝撃が走る毎日を送っておりました。
激変した今年のグラレコ活動を振り返りつつ、そこで見えてきたグラフィックレコーダーの価値をお伝えしようと思います。
2020年の活動
(0)フリーのグラフィッカーから
会社員グラフィッカーへ
4月より働き方を変え、
フリーランスから会社員へと移行しました。
仕事の内容は大きく変わらないが、
自分が仕事に対してどう向き合っていくかという意識が変わった。
・会社の名前を背負うという心構え
・仕事がどう今後に生きるのかをプレゼンする能力
・常にアップデートし続けるために学ぶ姿勢
・会社とグラレコの仕事とのスケジューリング
フリーランス時代に培ってきたことに加え
会社員でのグラフィッカーとしての活動は
私を良い方向で意識を高めさせてくれた。
(1)大きな活動変異
〜オフラインからオンラインへ〜
まず変わったのは、オンラインに移行したこと。
これは他のグラフィッカーさん達もおっしゃっているように
私も2月中旬以降のイベントは9割以上オンラインに移行した。
オンラインに移行してよかったことと
惜しいと思っていることがそれぞれある。
移行してよかったことは
・交通費かからない
→地方で行われたり、移動時間的に難しい場合でもお受けできるようになったこと。これは仕事の幅が広がってとても助かった。
・iPadでもリアルタイムにグラレコを見てもらえる
→グラレコはリアルタイムに見てもらえてこそ、価値が発揮される。あらゆるグッズや機能を使用してリアルタイムに見ていただけることで、場の活性化に貢献できていると感じたことが何度もあった。
惜しいと感じたことは
・場の実際の雰囲気が分かりづらい
→画面越しのオンラインだと、会場での感情の揺らぎや熱量が感じにくいこと。これは一番大変だった。歓喜、困惑、感動などの登壇者や参加者の感情を空気感で感じることが難しく、慣れるまでにかなり時間がかかった。
それでも、様々な場で描かせていただき
オンラインでのグラレコにようやく慣れてきたという師走だ。
(2)グラフィックファシリテーション受講〜更なる可視化〜
かねてより興味があった
“グラフィックファシリテーション”を受講した。
グラフィックレコードの世界を知り、
さらに可視化をするという仕事について興味を抱いた。
記録するグラレコ・対話の活性化のグラファシ、
双方とても良い面があり、何を持ってグラレコとグラファシというのか
まだまだ一般的周知は十分ではないと思う。
この講座を受けて、
グラファシをしたいのか?グラレコをしたいのか?という方法論ではなく、
可視化をすることで
周りにどう貢献するのかを再認識した。
(3)スポーツ
そして保育・環境分野への拡大
今年はスポーツ以外に
様々な分野で活動させていただいた。
スポーツ関連はもちろん
保育現場
※ココキャリfacebookより
建設関連
SDGs関連
自分の活動範囲を広げることで
知見だけでない様々な発見があった。
来年もスポーツを中心に
様々な分野で活動していこうと思う。
グラレコの価値
今、オフラインで人と会う機会が減っているのはお分かりの通り。
場に立ち合い、空気感を直接味わい、
その場にいた思わぬ人との出会い、次に繋がる
今まで当たり前にあった事象が激減している。
だからこそ、場を人をつなぐ手段の一つとして
グラレコがあると私は考える。
“レコード=記録”という手段であり、
場を可視化して記録しておけるものだから。
グラフィックは
いろんな意味で記憶に残りやすい。
そして、共通言語にもなり得る。
だからこそ、私が立ち会う場では良くも悪くも
場を忠実に可視化して記録していく。
今後について
2020年の振り返りとともに
この時代だからこそのグラレコの価値を
語らせてもらった。
グラフィックレコードは
もっともっと進化・変化していく。
そんなグラフィックレコードをする一員として
グラフィックレコードの意義と価値を
常に問いかけながら最良のレコードをしていこうと思う。
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