見出し画像

畑に一礼

小学生の頃、
グランドに礼をしていました。
サッカーの練習が始まる前のことです。

その頃、運動場を使用する前に全員が一列に並び、礼をする。

グランドを使わせてもらう、
サッカーをさせてもらう、
という気持ちを込めて礼をする。

後になって先生からそう教わりました。

当時は何も考えておらず、ただ先輩に合わせて礼をしていました。

練習が終わると、全員でトンボをかけ、グランドをきれいにします。

武道でなくとも、一礼に始まり、一礼に終わる。

今改めて考えると、きれいに感じます。

今のスポーツがどうなのか知りませんが、
使う場所は大事にしているかと思います。

実はサッカーの影響もあってか、
私は借りている畑に一礼します。

誰にも見られてないとは思いますが、見られてもどうでもいいです。

外から見れば、意味不明かもしれません。

ただ、一礼するだけで、
謙虚な気持ちになれます。

こんな私にも畑を貸してくれる人がいる。

そして不思議と野良作業が、充実してきます。

夜もぐっすり眠れ、朝起きも楽です。

きっと畑に一礼する人、他にもたくさんいると思います。

今一度考えても、野菜を栽培できる場所がある、これだけでもとても幸せです。

つい出来た野菜を人に自慢してしまったり、傲慢になってしまう自分がいます。

謙虚さを忘れないためにも、
一礼を。

意外ですが動物に野菜をやられても、

栽培がうまくいかなくても、

全く腹立たしく思うことは無くなりました。

他の場でも、一礼はやるとよいかもしれません。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?