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鶏糞、牛糞を使わない理由


発酵鶏糞が異様に安いと思いました。
地元のホームセンターですが、15kgで100円を切っています。

明らかに有り余って、値段を下げてまくっている印象です。

ただ、あまりにも安い裏には何かある、と考えています。

卵の値段があがろうが、
鶏糞は養鶏場がある限り、大量に出るはずです。

鶏糞は、ニワトリが食べた食事の排泄物です。
抗生物質等が含まれます。

何よりも、
ニワトリの餌の大半は外国産のものです。
とうもろこしも遺伝子組み換えのはずです。

発酵鶏糞は高温処理していますが、
有害な成分全てが分解して消えるわけではありません。

排泄物には、ニワトリのストレスが出ています。そのためか、結構匂います。
(以前、養鶏場の近くを通ったことがありますが、臭かったです。

神社で放し飼いされていた鶏とは、全く違う匂いです。)


以前、出会った人の中に、有機野菜独特の臭みを感じる人が複数いました。

敏感な人には独特の臭みや甘さなどで、
鶏糞等の動物性堆肥が
使われた野菜かどうか、わかるそうです。

私は米の栽培(有機苗の栽培)を手伝ったことがあります。

そこでは、無肥料、化成肥料を用いる慣行農法、そして有機栽培を分けてしています。
(特別な依頼があるそうです。)

その時に言われたのは、「有機は臭いから覚悟しといて」です。


実際、耐えがたく、臭かったです。

私は有機のお米や野菜を
長い間食べた記憶がないので、
実際のとことはわかりません。

食べたもので人間の体は作られます。
植物も同じです。
 あの臭さは良いとは思えないです。

近所の有機栽培の畑は、夕方になる頃には、
空気が重いのか、有機栽培独特の匂いが漂います。

おそらく、有機肥料だと野菜はよく育つはずです。

また、甘くもなると聞いています。


怪しげであろうが、
発酵鶏糞牛糞等の
肥料で大きくなれば、
多くの人には喜ばれるかも知れません。

オーガニック、というだけで良さげな感じがします。

売る方にとっても、大きくて甘い。
さらに有機の認証があるだけで、
高値で取引されるはずです。

有機肥料(鶏糞、牛糞)は実は安い、
しかし野菜が大きく育って高く売れる。

この事実だけでも、
この世界に入っちゃいけない気がしました。

養鶏場も、牛の牛舎も見ました。
とても動物が快適に過ごしているとは
言えません。

神社のニワトリの住まいが臭く感じなかったのは、
ニワトリがストレス少なく、
ニワトリ本来の綺麗好きな性格、
自由な環境があったからだと思います。
食べ物は手作り徹底されており、家畜とされたニワトリと異なります。

ニワトリを自分で飼う、あるいは信頼できる人で、良質な飼育をされていること、

良い製造過程を見て理解している、
などであれば、
多少の鶏糞等を使うのはありかも知れません。

ただ、市販されている鶏糞は、
あまりにも安い。

裏があり、良質なものとはとても
思えません。

また、現場を見た限り、
発酵鶏糞、牛糞を使う気にはなれません。

大きくなくても、
甘くなくても、
収穫が少なくても、自然のお力で育ったものを栽培していこうと思います。

ある神社の鶏です。むちゃくちゃ元気です。
色ツヤ、毛並み、最高にきれいです。
立派なニワトリです。若冲か北斎の絵に出てきそうな感じです。
きれい好きな様子が伝わってきます。
毛つくろいをよくしているのが印象的でした。

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