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“それっぽい”より大切なこと:無知だからこその探求心が私たちの強み

2023年7月20日「エリックゼミ」✖️「デロイト トーマツ グループ」【Women in Techプログラム】構想発表

5月のキックオフからあっという間に時が過ぎ、各グループはこの日に向けて準備を重ね、その成果を構想発表という形でプレゼンさせていただきました。
構想発表は社員の方、エリック先生からの鋭いご指摘に砕かれる結果となりましたが、私はある大切な学びを得ることができました。以下の3つに分けてお話したいと思います。


なんとなく納得してない?

私がこの日、最も突き刺さった言葉、それは
「なんとなく納得してない?」

つまり、「なんとなく自分たちを納得させて”それっぽい”ことを発表してるだけになってないか?」ということです。

私のグループは、課題、現状分析、解決策、すべてがどこかで耳にしたことがあるような、まさに”それっぽい”ものになってしまいました。

”それっぽい”ことでは人の心は動きません。なぜなら本物ではないから。
あの方が言ってたから間違いない、このデータがあるから間違いない、
そう言い聞かせて知らぬ間に、”それっぽい”に飲み込まれてしまった結果なのかもしれません。しかし、この”それっぽい”に気付いていなかったというとウソになります。それまでの私には立ち止まってゼロからやり直そうと言い出す勇気がなかったのです。

この学びを活かし、”それっぽい”に飲み込まれそうになったら、一度立ち止まって「真に自分たちが解決したいことなのか」問いかけたいと思います。勇気を持ってゼロから考え直すことこそ一番の近道かもしれません。

無知こそ価値がある

私たちは何ものでもないただの学生です。私たちがいくら考えても、学生の考えにすぎないかもしれません。しかし、知らないからこそ、成功体験すら持たないからこそ、何も偏見を持たずに情報を吸収することができます。つまり、私たち学生が唯一強みがあるとすれば、無知であることだと思います。無知であることを隠すための”それっぽい”ことより、無知だからこその斬新な考えが人の心を動かすことができるかもしれないと感じました。

ストーリーが大切なエッセンス

しかし、人の心を動かすためにはエリックゼミの理念でもある「共感」が欠かせません。そのため、自分たちの思いを相手に伝える際、重要になるのが共感してもらえるような「ストーリー」です。
一体どのようなストーリーが人を感動させるのか。2つの重要な要素があると考えます。先ほどから述べる”それっぽい”は逆効果であることは言わずもがなです。

①伝える相手は誰なのか?

1つ目はストーリーを伝える相手は誰なのかということです。独りよがりのストーリーではなく、相互理解を意識する必要があります。

②等身大の姿

2つ目は、粗削りと言っていいほどの等身大の姿です。
人は誰しも悪い面よりも良い面を見せたいと思います。しかし、失敗談の方がその人を身近に感じて返って仲良くなれたといった経験はありませんか?ストーリーを伝える上でも、こじんまりとした綺麗さよりも、等身大のありのままのストーリーが共感を呼び、印象に残るのではないでしょうか。

まとめ

このような素晴らしい機会をくださった、デロイト トーマツ グループ様、エリック教授、すべての方に感謝の気持ちでいっぱいです。これからは、無知だからこその探求心や等身大の姿を強みに新たなスタートを切りたいと思います。

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