【趣味】ののとヅカ
わたしは宝塚鑑賞を趣味にしている。
とはいえ趣味と言えるかはちょっと微妙だ。組の違いもちゃんと説明できないし、トップスターと娘役の顔すらちょっと曖昧で、好きな人からすると腹パンモノである。
友人に連れられて初めて観に行った時も、正直よくわからん演目で、あんまり頭に残らなかった。なんか、こんなものなのかな……思ってしまったのだ。
でも、その残念な感想はショーパートで吹き飛んでしまう。
詳しくはまた改めて話をしたいけれど、とりあえず今は劇場内のベンチに座って、このエントリを書いている。
ふかふかの赤い絨毯。気品ある螺旋階段。
豪華なシャンデリア。上品で礼儀正しいスタッフ。
この場所が特別な場所だってことを感じさせてくれる。
都心のど真ん中で、キラキラ夢を放つ魔法の空間。
パワーとときめきと元気をいっぱいもらって、わたしは観劇後に幸せな気持ちで電車に乗って帰るのだ。
千秋楽は最近は映画館でLV中継してくれるようにもなり、すごくありがたい世の中だ。でも、やっぱり劇場で、現場で、どうにかこうにか観てみるのも面白いかもしれない。
今日の演目は「夢介千両みやげ/Sensational!」。
もう既に1回観てる。心温まるコメディー時代劇だ。
主人公の優しい口調や雰囲気、そして言葉にきっと、今日のわたしは涙してしまうのだろう。
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