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【#十六夜俳句】筥崎祭りの話と一句


筥崎祭り水笛吹けぬまま大人

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【そもそも、筥崎祭りとは】
福岡県福岡市にある「筥崎宮」で、毎年9月に開催されるお祭り。どちらかというと「放生会(ほうじょうや)」と呼ばれることが多いです。

命を慈しみ秋の恵みに感謝することが主旨ですが、おそらくほとんどの人は露店目当ての参加でしょう。それだけ沢山の露店が、毎年並んでいます。
「どんたく」「山笠」に並ぶ、「福岡三大祭り」の一つでもあります。

また、筥崎宮は「筥崎八幡宮」ともいいまして、「日本三大八幡宮」のうちの一つに数えられているんだそうです。
蒙古襲来で神風が吹いたことにより、厄除け勝負運のご利益がある神社とされています。
毎年ソフトバンクホークス選手の皆様はここで優勝祈願をしており、それが強さの秘訣であるとか、ないとか…。

【句について】

筥崎祭りは露店も人も多く、かなり賑やかです。
そんな中時折聞こえるのが、水笛の音。


本物の鳥の鳴き声のような、ピヨピヨ音が聞こえた時は、だいたい水笛の店が近くあり、店主さんが奏でています。

対して、そうでない時。「ピーー!!」「ピィ〜…」のような乾いた笛の音が聞こえてきた時は、だいたい子供が吹きながら歩いているのです。

あれを鳴らすのって、結構難しくないですか。
私も子供の頃挑戦しましたが、ちっともあの綺麗な音色にはなりませんでした。
あまりにピヨピヨ音が鳴らないので、「ピーー!!」がこの笛の正解なんだと勘違いしていた程です。私だけでしょうか。

結局そのまま、水笛が吹けないまま、25歳にまでなってしまいました。
大人になったけれど、果たして自分は成長できているんだろうか…。

そんな句です。


【余談(筥崎祭り体験記)】

また久しぶりに俳句を詠んでみようかと季語を検索していたところ、衝撃を受けました。
まさか、地元のお祭りも季語になっていたとは…。

ちょうど先日、3年ぶりに開催された筥崎祭りに行ってきたところでした。
私の行った日はあいにくの雨、というか台風の前日。こんな日にも関わらず、中止になるギリギリまで沢山の人が来ていました。

露店は、句に登場した水笛や、定番の焼き餅、焼きとうもろこし、焼き鳥、チョコバナナ、クレープなどはもちろんのこと、お化け屋敷や射的、金魚すくいなどのアトラクションも。
さらに、おそらく今年初出店だろうと思える「電球ソーダ」「チューチュープリン」なども追加されていました。

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↑チューチュープリン(左:チョコ  右:プレーン)

あと印象に残っているのは、手相占い屋さんです。

機械で手相を読み取って診断結果の紙を貰えるのですが、その後にほんの1分程度だけ手相占い師さんに鑑定してもらえます。「ここが〇〇線で〜」とかはなく、結果とアドバイスだけ伝えられます。1回500円。

私が言われたのは以下の通り。
・嫌な人とは無理に付き合う必要はない。
・将来、起業か自営業をする可能性がある。
・2人の異性との縁。ただし1人からは遊ばれる。誘惑に注意。

一番最初のは、まぁ有難い訓示だと受け取るとして…。
以降の二つは、今のところ何の兆候もございません…。

特に、起業とか自営業とか全く想像できないけれど、いつか「このことか!」と実感する日が来たらいいなぁ…。


ほとんどが句と関係ない話になりましたが、この一句をもって参加いたします。

ご精読ありがとうございました!


野乃

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