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「ボランティアを持続可能にするには?」という問いの納得解は「続けなくても良い」であったという話。

 先日お友達と、こんな問いについて考えた。

 この問いについて、地域活動の実践者達が集まって語り合う対話の場のファシリテーターを務めたのだけど、その中で、参加者からこんな意見があった。

 その方は、私たちは自分たちの活動を持続せねばならないとは思っていない、という。だから、どうすれば持続可能か、ということも考えたことがないという。

 その方は、友人に声をかけられる形で地域活動を始めた。そして毎回、楽しかったねと仲間と言い合い、次回はどうしよう?と話し合い、再会の約束をする。そして別れる。そして仲間たちが約束を守って、また集まる。その繰り返しを続けているのだという。

 つまりその都度、次回もやりたいと思えるような楽しさがあり、次回の約束があり、その約束をみんなが反故にしないことで、一見長期続いているように見えるが、それは続けようとした結果続いているわけではない。ここには、この約束と再会の連鎖が途切れたら、活動がなくなるのもしょうがない、という達観である。

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