1月のきまぐれ日記
毎日のようにコツコツ日記を書くのも楽しかったけれど、今月は書きたい日だけ書くきまぐれスタイルでお送りします。
・ぺこりんが実家から帰ってきた夜の話
おだんごさんからの年賀状がテーブルにおいてあった。微熱さんイラストのかわいい年賀状にはおだんごさんの美麗な字でコメントが添えてある。
そこに「ももちゃん、愛してるよー」という一文を見つけてしまったぺこりん。
「ももが、ぼくの知らない人に愛されてる…!」と少し困った顔をしている。
これは、もしかして、もしかすると…やきもちかもしれない。
・母からのLINE
実家でやりたいことビンゴを書いたのに、それを忘れてきてしまったため、母が郵便で送ってくれることに。
でも、一緒に送ってくれるという、「青い魔法の食材」とはなんだろう?
急にファンタジーの世界に迷い込んでしまった私。
母に尋ねると、ボードゲームのコマだということが判明した。
一体なんのことかと思ったよ。
・とある休日のブランチ
マリールゥのパンケーキミックスでパンケーキをつくった。
ブランチって、要は、お寝坊朝ごはんのことなのに、ブランチっていうとオシャレに聞こえてしまう。なんて便利な言葉だろう。
パンケーキにバターとはちみつをかけて食べようと思ったけれど、はちみつを切らしていたことに気づく。
仕方ない、ツナとチーズでしょっぱい系パンケーキにしようと思い直すが、冷凍庫を漁ってもとろけるチーズがない。
そのかわり、冷凍庫の底からいつ買ったのかわからないベリーミックスが出てきた。これでベリーソースがつくれるぞとひらめく。そして、ここで冷蔵庫の中にチーズ特売の日に買っていたブッラータがあったことを思い出す。ああ、特売の日にとろけるチーズも買っておくんだった。
咄嗟のひらめきでつくったわりに、それっぽいものがつくれて、満足する。
パンケーキは、素朴な甘さだから、甘ずっぱいベリーソースにも、ほんのりしょっぱいブッラータにも合う。
ブランチを食べたらおなかいっぱいになって眠くなって、3時間くらい寝てしまった。寝坊して、パンケーキ食べて、昼寝する、というなんともステキな日だった。
・私が仕事、ぺこりんがおやすみの日の朝
ぺこりんがかわいく寝ている。
私だけ仕事の日は、いつもより少し遅く起きても間に合う。
いつもと同じ時間に起きた私は、しばしぺこりんの寝顔を眺めつつ、パシャパシャと寝顔を盗撮撮影し「かわいいぺこりん」という名前のフォルダに保存する。
ぺこりんは、ふにゃふにゃと眠そうな顔で起きあがって、「ももはお化粧しておいで、ぼくがお弁当と朝ごはんをつくるから」と言って、台所に行く。仕方なく、私も起き上がり、顔を洗って化粧する。
化粧がおわると、炊き立てごはんとお味噌汁と納豆がテーブルに並び、お弁当もできあがっている。
ぺこりんは、ふふふーんと鼻歌を歌いながら、コーヒーを淹れている。
私がごはんを食べおわったあとに、コーヒーを注いでくれた。
私がコーヒーを飲んでいると、おたすけ妖精・ぺこりんはおふとんの国へともどっていく。
私が出かけようとすると、ぺこりんが着ているぬくぬくポカポカのフリースのパーカーを「寒いからこれ着ていってね」と差し出してくれる。
こんなにもやさしくてかわいらしい夫がいていいのだろうか。
と、私はときどき不安になる。
ちなみに、「かわいいぺこりん」というフォルダに入っている、たけのこをもってはしゃいでいるぺこりんや、刺激の強いジンジャーエールを飲んで困っちゃっているぺこりん、その日の撮りたての寝顔といった写真を、お昼休みに眺めると、午後からも頑張ろうと思える。
・髪を切った日
髪を切って、久しぶりに髪を黒くした。
鏡のなかの自分は、男の子のようにも見える。
そういえば、私は、小さい頃、お母さんからクリストファー・ロビンに似ているとよく言われていた。
クリストファー・ロビンとは、くまのプーさんのお友だちの、人間の男の子である。
クリストファー・ロビンは、特徴がないのが、唯一の特徴のような顔をしている。
でも、彼に似ていると言われて、嫌な気はしなかった。
クリストファー・ロビンは、お母さんのお気に入りのキャラクターだったから。
それはともかく、今の私もなかなか男の子っぽいのである。
私が髪を切った日、ぺこりんは「イケメンになっちゃったね」と言ってきた。
それを喜ぶべきか悲しむべきかわからないけれど、私はこの男の子みたいな髪型をなかなか気に入っている。