あまり悩まなくなった
常に悩みがつきまとっていて、不安に押しつぶされてしまいそうになっていた時期もある。
でも、最近はあまり悩まなくなった。
悩み自体が消えたわけではない。
今だって、ふとした瞬間に、こんなに一所懸命文章を書いても、それがいったい何になるんだろうなと思ったりする。
だけど、そんなふうに悩むことに費やす時間がもったいないや、と思い直し、次に何を書こうかなぁ、と想像する。
そんな切り替えができるようになってきた。
書きたいことがたくさんあって、今は書くことができる環境にいるのだから。
私が書いた文章を読んでくれる人がいるのだから。
こんなチャンスを逃すわけにはいかないじゃない、と思うのだ。
運命の女神には前髪しかないのだから。
こんなふうに考えるようになったのは、どうしてだろうか、その原因は何だろう。
いくつか思い当たる。
一つは、この文章に出会えたからだと思う。
考えることと悩むことは、似ているようで別のことです。
考えるっていうのは、今まで自分が見たり聞いたり考えたりしたことを、足したり引いたり掛けたり割ったりして、今まで自分の中になかったことを思い付くことです。
悩むっていうのは、思い付いたものの中で、どれが良いかを決められないことです。
悩むところまできたら、実はもう考えることは終わっているんです。
あとはどれが良いか、どっちが良いかを決めるだけです。
決めたら、決めたことをやるだけです。
でもどれが良いか決められないから、まだ考えてるふりをします。
だって考えるのが終わったら、決めなくちゃいけません。
何かを決めるのは、こわいことです。
私はあまり悩まなくなったと言ったが、悩むかわりに、いろんなことを考えている。頭が割れそうなほどに。
どうやったら、たくさんの人に読んでもらえるかな。
どんな文章を書いたら、気持ちが伝わるかな、と。
そして、とりあえず書くと決めたから、ひたすら書いている。
反応が気にならないと言えばうそになるが、やることが決まっているから、とりあえずやるだけやろう、という感じ。
「そうさ。そのときどうするかを決めるのは、そのとき生きてる人たちだ。まだ起きてもいない、起こるかどうかもわからないことを、今の人が考える必要なんてない。でも今の人が考えなくちゃいけない問題は、昔の人たちの中から出てくることもある。昔の人たちが決められないまま、今の人たちで考えなくちゃいけなくなった問題。それが未来だ。未来は 「まだ来ない」 って意味じゃない。 「まだ出来てない」 って意味なんだ。 「まだ出来ていない」 ことを今（わたしたちで）終わらせるのか、（わたしたちの）子供たちにやってもらうのか。それを今決めるのが、未来を考えるってことだ。 「まだ出来てない」 は放っておいたら、考えるのがどんどんむずかしくなる。昔の人の 「まだ出来ない」 は、今の人でも 「まだ出来ない」 ことかもしれない。でも少しなら今考えておくことが出来る。そして 「考えたけどダメだった。でもこれとこれはまちがいだってわかったから、そこから先を考えてみてね」 って言って、子供たちにたのむことなら出来る。 「まだ出来ない」 を 「まだまだ出来ない」 にして渡すのか、 「もうすぐ出来る」 にして渡すのか。それを決めるのは今の人にしか出来ないことだ。今の人にしか出来ないことをやらないんだったらそれは、今を生きてるだけの昔の人だ」
失敗したら、もちろん落ち込むだろうし、周りにも迷惑をかけてしまうかもしれない。
でも、たとえ私のやり方がまちがっていたとしても、そんな私を見て、こんな風にやったら失敗するんだな、ということを学べる人もいるかもしれない。
そんな気持ちでいる。
そして、私が悩まなくなったのには、夫・ぺこりんの存在も大きい。
夫は、常にポジティブだ。
昨日、休みの日だったから、夫はたくさんお昼寝をしていた。
もし私が、昨日の夫ほどたくさんお昼寝したら、こんなに寝ちゃったのか、と悲しくなっていたかもしれない。
だけど、ぺこりんは起きるなり、
たくさん寝た～！
ぺこりん、寝るチャンピオンかも！
相変わらずいいかんじ！
と言っていた。
「回復した」だと、はじめは元気がなかったように思われてしまうが、ぺこりんの場合は、寝る前も寝た後も元気だから、「相変わらずいいかんじ」なのだという。
すこぶるポジティブだ。
そんな夫の口癖は、「いいぞ、いいぞ♪」である。
これは、夫自身に対して使う。在宅で仕事をしているときがたまにあるのだが、その際自分の仕事がうまくいっていると、「いいぞ、いいぞ♪」と言う。自身を鼓舞する感じだ。
私の提案に対しては「いいね、いいね！」と言うし、甘いものを食べすぎじゃないか、という私の指摘も「いいの、いいの。」で乗り切る。
そんな夫を見ていると私の脳内で、ある音楽が流れる。
デパートの片隅で流れ続けていたあの名曲だ。
優しいキティーと一緒だと、おこりんぼうもつられて優しくなれるらしい。
その理論に基づくと、
ポジティブなぺこりんと一緒だと、ネガティブな私もつられてポジティブになれるのではないか、と思えるのである。
それなら逆も然りなのでは、という理論はキティーには通用しない。
キティーはおこりんぼうと一緒にいても、おこりんぼうになったりしないのだ。わが家のキティーぺこりんも、私のネガティブにつられることはないらしい。
私も、ぺこりんにつられて、どんどんポジティブになっちゃうのかもしれない。
今日は＃書く１ヶ月チャレンジの「Day７最近悩んでいること」というお題に沿って書いた。あまり悩んでいることがなくて、何を書いたらいいのか悩みそうになった。
今日でチャレンジを始めてから1週間が経つ。
私がこうしてチャレンジをポジティブに楽しめているのは、私のnoteを読みに来てくださるみなさんのおかげだ。
スキに並ぶアイコンを見て、ああこの方も読んでくださっているんだと嬉しくなる。
記事をTwitterでシェアしてくださったり、コメントやサポートをしてくださったりするたびに、自分の記事がだれかの役に立てているのかもしれない、と思える。
改めて、記事を読んでくださっているみなさま、いつも本当にありがとうございます。
これからも誠意をこめて書きます。
どうぞこれからもよろしくお願いします。