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Carissimo たまちゃん

たまちゃんへ

誕生日おめでとう!

たまちゃんのお誕生日に何をしようかなぁと考えていたけれど、お仕事でもプライベートでも、激動のときを過ごしていたため、斬新なプレゼントが思いつきません。

でも、お祝いしたいです…!


なので、今日はシンプルにお手紙を書こうと思います。





たまちゃんのことを知ったのは、昨年の夏。


たまちゃんとは、共通のフォロワーさんが多かったので、ときどきコメント欄で見かけていました。

いつも、ほわほわしたコメントをしていて、このかわいいアイコンをつかっていたので、かわいい人に弱い私は、たまちゃんにとても惹かれました。

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この人とお友達になりたいなぁと思いました。

でも、私は自分から話しかけに行くのが苦手です。

とくに、みんなに囲まれている人気者のたまちゃんは、キラキラと眩しくて近づきがたい存在でした。


ところが、そんな私にとって、小さなチャンスがありました。


たまちゃんは、スキボタンを押してくれた人の記事を読みにいくという企画をしていたのです。

これなら私もできるぞ、とこっそりスキボタンを押して、時折たまちゃんのnoteを見ていました。


すると、たまちゃんは本当に読みにきてくれました。

しかも、読んでくれただけでなく、賞もくれました。
たくさんのすてきな言葉を添えて。


たまちゃんが読みにきてくれたことがとてもうれしくて、ふわふわとした気持ちになりました。

私には、金銭的余裕はないけれど、このうれしい気持ちをお裾分けしたくなって、自分からもサポートすることを始めました。


と、noteにも書いたし、その気持ちに偽りはないけれど。


そうしたら、たまちゃんも喜んでくれるかな、私と仲良くしてくれるかも、という下心もありました。


それに、お金は自分だけで持っているより、回したほうが、まだ自分に巡ってくるものだよな、という計算もありました。


私には、いつもそういう下心や計算があるのです。


思惑どおりたまちゃんと仲良くなって、たくさん優しいねと言ってもらえて、うれしかった。


でも、この優しい人は私の黒い面を見たら、幻滅しちゃうかな、と不安に思っていました。

ある日、不安に打ち勝てず、私は白状します。

私は、ほんとうは全然優しくないんだよ、と。 


嘘をついたまま好かれるより、全部打ち明けて嫌われたほうが楽だと思ったからです。


でも、たまちゃんは、そのままでいいんだよ、と声をかけてくれました。

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たまちゃんからの言葉があまりにも優しくて、私は子どもみたいにぼろぼろ泣きました。


インターネット上でしか会ったことのない人だけど。


これはもう…。

友達と言っていいでしょう?


だって、たまちゃんは、とても大事な人だもん。



それなのに、たまちゃんは私が手術で入院しているあいだに失踪しちゃって。

私が、退院したときには、たまちゃんの姿がnoteになく。


もう会えなかったら、悲しすぎる、と思って、また私は泣きました。

せっかく友達になれたと思ったのに。

まだいっぱいお話したかったし。

何も恩返しできていないのに。

そうして、私はメソメソしていた。


でも、私が転びそうになっていたとき、さっと駆けつけてくれた。


たまちゃんは、私にとっての友達で。

私にとって、大事な人で。

私にとっての、ヒーローだ。


いつも手を差し出してくれて、ありがとう。


でも、たまちゃんは、あのとき、休んでよかったね。


休んでからのたまちゃんは、前よりも楽しそうで。


前以上に、魅力的です。

そして、たまちゃんも、ピュアホワイトではなく、ほんのり翳りがあることも知りました。

「ここまで曝け出して、嫌われてしまうかもと思った」って、たまちゃんは言っていたけれど。

そんなわけないでしょう。

黒い部分も含めて好きだと言ってくれたたまちゃんを、私が嫌うわけないじゃないか。


それに、私は、アンパンマンで言ったら、いちばんロールパンナちゃんが好きだ。

善良なアンパンマンより、断然、闇を抱えたロールパンナちゃんだ。


黒い面を持ちつつも、まっしろであろうとするたまちゃんは、とてもかっこいい。
ロールパンナちゃんみたいだ。


と言いつつ、私の夫になったぺこりんは、ピュアっピュアホワイトなんだけども。まあ、そういうものよね。


最後に、私の好きな詩を贈ろう。

冷蔵庫のスモモを食べた
たぶん君の朝食用だね
許してくれ
おいしかった
甘くて
よく冷えてたよ

ーウィリアム・カルロス・ウィリアムズ「言っておくよ」


この詩は、映画『パターソン』に出てくる詩です。

チャーミングな詩でしょう?


この映画は、つつましいながらも美しい日々を暮らす夫婦のお話で。

この夫婦は、私にとっての理想の夫婦なんだけど、ちょっとたまちゃん夫婦っぽいかなぁと思うのです。

明るくて奔放なかわいい奥さんと、自分の気持ちをノートに書き溜めている主人公の何気ない1週間を描いています。


何も起こらないのに、何度も観てしまう映画。

幸せって、こういうことかなって思える、そんな映画。

日々の重なりを大事に思うたまちゃんにぴったりかなって。


これからも、たまちゃんが、この映画のように素敵な日々をすごせますように。


Un abbraccio,

ももこ


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今日は後輩から先輩にラブレターを書くような気持ちで、たまちゃんへのお手紙を書いてみました。

たまちゃんには、絵も文章もたくさん送っているし、料理もしたし、花も活けたし…私のレパートリーが尽きてしまう…ので、正面からお手紙を!と思って書いたけど。

ちょっと恥ずかしくて、読み返したくないな。


おやすみなさい。