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社会人になってみて、気づいたこと。

気づけば社会人になって3ヶ月の月日が経とうとしている。

卒業が近くなるにつれ、周りの大人からたびたび「最初の3ヶ月が勝負だよ」と言われていた。慣れない環境で一番しんどくなる時期だろうからって。そう言われて覚悟していた以上にこの3ヶ月(特に先月)はしんどくて、初めてだからというより、初めてにしては荷が重すぎるくらい業務が忙しいタイミングで、帰れなくて、休めなくて、たくさん怒られもして、身体も心も限界寸前だった。

日に日に顔が暗くなる同期を励ましていたら自分の感情にフタをしてしまっていたようで、ある日上司に怒られた瞬間に自分の中で何かがプツリと切れてしまって、実家の両親に電話をして、1時間ほど過呼吸寸前になるまで泣きじゃくったこともあった。でもそれをきっかけに周りの人にSOSを出せたおかげで、いろんな人が声をかけてくれて、支えてくれて、なんとか辛い日々を乗り越えることができた。やっぱり私は人に恵まれているなぁと何度も痛感した。

そんな日々を経験した上で、気づいたことがある。きっとほとんどの社会人は多かれ少なかれしんどさを抱えながら、「一日・一日」と過ごしているということ。
世の中には仕事を楽しんでキラキラしている人もいるが、それはSNS上で目にするから(というより、SNSにいるような人はそもそもキラキラしているから)そう見えるだけであって、きっとそれはほんの一握りの人間か、仕事の中の1要素を切り取って「楽しい」と呟いているだけだと思う。

しんどくてしょうがなくなった頃、大学生のときにお世話になった社会人の先輩に会いに行った。身体は休みたがっていたけれど、心の健康を優先すべきだと思い、大好きなその人に話を聞いてもらった。その人は頑張ってるね、偉いねとたくさん褒めてくれた。それから、「まずは今日、そして明日って、毎日少しずつ乗り越えてくしかないんだよねえ」と笑いながら言っていた。
それを聞いて、私には輝いて見えるこの人も、そうやってしんどさを抱えながらも日々を過ごしているのだと気がついた。自分と同じなのだと思えたら、なんとなく諦めがついたのか、明日も頑張ろうと思えた。

正直今も仕事はそんなに好きではないし、辞めようかと迷うことも何度もある。最初の3ヶ月じゃなくて、この先も1年くらいはこの調子なんじゃないかなと思っている(今は仕事が辛いというより面倒臭いに近いので、だいぶ心は軽いけど)。

でも、乗り越えてくしかないんだと思える。
本当に身体が悲鳴を上げたり、納得いかない環境に転じたらその時はその時だけど、少なくともここにいる人のことを好きだと思えるうちは、ここに居続けようと思う。

先日帰省した際にそんな話をしたら、母から「無駄なことはないからね」と言われた。

こうやってああだこうだ言いながら、嫌々でも続けるうちに、少しずつでも日々を乗り越えられるきっかけが得られるといいなぁ。

さてさて、さらに3ヶ月後、社会人1年目を乗り越えた自分はこれを読んでどう思うかな。
社会人のみなさま(特に新卒の仲間たち)、一歩一歩、ほどほどに頑張りましょうね。

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