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こたつという名の巨大な猫ベッド

すっかり秋が深まりましたね。明日からもう12月だとか。
初めての投稿に何を書いたものか、と悩んで数日が経ちました。
まずは好きなものの代表として、我が家の猫のついて書こうと思います。

だいぶ肌寒くなってきたので今日こたつを出しました。
出した途端に近寄ってきた猫の姿がこれです。

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すっかりこたつの魅力に骨抜きにされております笑

我が家では昨年からこたつをリビングに置くようにしましたが、猫への訴求力は凄まじく、こたつが出ていた期間(12月から3月ごろ)のほとんどの時間を写真のようにこたつの掛ふとんの上で寝そべるか、もしくは中に潜り込んだまま過ごしました。

猫が喜んでくれるのはもちろん飼い主の私にとって嬉しいことです。
しかし、そもそもこたつというのは私が寒いから使う、私のための暖房器具です。私もこたつには入ります。
昨年初めてこたつを設置してからしばらくすると、猫はそれを自分のテリトリーと認識したようでした。私がいない日中を含め、おそろしく長い時間をそこで過ごしていたのですから、当然といえば当然です。
そのうち、私がこたつに足を入れると露骨に嫌そうな顔(と私には見える顔)をするようになりました。「一緒に使えばいいやろ、そんな顔すんなや!」と強く抗議したい気持ちになりましたが、そのときすでに私は猫を飼い始めて1年以上。猫を飼うということはそういうことだ、と悟っていました。
私はこたつはもっぱらテーブルとして、天板の上だけを使うこととし、こたつ布団の中に足を入れることはなくなりました。こたつの電源ケーブルは猫だけが入るのならば必要ないので、取り外しました。

猫を飼い始めたときは、如何に猫の行動をコントロールしてお互いに安全に暮らすか、ということばかり考えていました。近寄ってほしくないところに猫よけマットを敷いたり、むき出しのケーブル類にカバーをつけたり。
しかし、実際に猫を家に迎えてわかったことは、猫の行動を完全にコントロールすることはできない、ということです。それを目指すとうまくいかないことの連続で、気持ちが苦しくなるばかりでした。
では、どうするか。猫に何をされても大丈夫なように自分の生活を変える、ということが大事だと今の私は考えています。触ってほしくないものは徹底して片付け、猫の手が届かないようにし、逆に猫がアクセスできるところにあるものには何をされてもかまわないようにする。そう割り切った生活スタイルに切り替えたことで、私はとても気持ちが楽になり、猫の魅力がよりはっきりと感じられるようになりました。最低限の線引きを守れば、あとはなんとなく自由に猫と暮らせればそれで十分楽しいし幸せかな、と今は思っています。

こたつは今年もリビングのど真ん中で、縦横83センチもある巨大な猫ベッドとしてその役割を果たすことでしょう。



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