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悪阻と眠気しかない日々

妊娠6週目から悪阻(つわり)と眠気が急に始まった。でも、よくよく思い出してみると、妊娠4週目というまだ妊娠している自覚がない超初期にも、立っているのが辛いくらいの目眩があった。兆候はあったのだ。

妊娠6週目というと、まだ心拍も確認できていない時期。それなのに、もう既に自分の身体に目まぐるしい程の変化が現れていることに驚きを覚えたと同時に、嬉しさが込み上げた。
私も、遂に、妊婦さんなんだ。と。


妊活を約2年間頑張ってからの妊娠だったので、妊婦さんに対する憧れは相当なものだった。本屋さんに行ってマタニティ雑誌を手に取っては元に戻し、マタニティ用品コーナーに行って値段をリサーチしてみたり。
そしてこの2年間で、職場で何名の妊婦さんを産休へと見送ってきただろう。数えたくないほどいたと記憶している。みんなキラキラと輝いていた。

そんなこんなで、2年間で色々とこじらせてきた私にも、遂に開始のゴングが鳴り響いた。


無事に心拍確認でき、喜んでいるのも束の間、悪阻と眠気は日増しに強くなり、日常生活に支障をきたし始めた。
出勤時は眠りながら歩き、職場では頭が回らず常にぼーっとしてしまうし、気持ち悪さで何度も唾を飲み込む。帰宅後も夕飯の献立を考えることが出来ずに、毎日お茶漬けを食べ、食べている最中に気持ち悪くなって寝込む、というループが止まらなくなった。


うわー。今のところ、予想してたより、

全然キラキラしてねーな!!(笑)


そんな感想を持ったのを鮮明に覚えている。

あれ、確かマタニティ雑誌では、心拍確認後、母子手帳を役所まで取りに行ったり、母子手帳ケースや、マタニティ用の下着や服を購入したりしてキラキラした日々を過ごす予定が書かれていた気がするけど…。

うわー。どうしよう。

悪阻と眠気で頭が回らない。


毎日をどう乗り切るか。
ちょっとでもいいから、キラキラしたい!

眠たいながら、ちょっとずつネットでリサーチすることにした。

悪阻中は水分の補給だけは欠かしてはいけない、また、炭酸水が症状を少し軽くしてくれるとのことだったので、職場では毎日レモン果汁入りの炭酸水を飲むことにした。水分補給を炭酸水に切り替えてから、職場に常備されているお茶が吐き気を誘発していたのだと気づいた。

あと、よくご飯の炊ける匂いが悪阻を誘発する、ということを聞く。ひょっとすると、白米が合わなくなってしまったのかもしれない。お昼ご飯には売店で買ったお弁当を食べていたのだが、それを市販の冷凍パスタに切り替えてみた。結果、劇的に悪阻が軽くなった。そこからは、朝はパン食、昼夕はパスタの生活になった。

あとは、蒟蒻ゼリー。おやつは必ずゼリー系。

これで何とか体重はキープできた。


次は眠気対策である。

まずは、睡眠時間を6時間から8時間に変えてみた。まだ足りなかった。
そこで10時間以上寝ることにした。
結果、まだ足りず…。


眠気だけは、どうにもこうにも、対策することが出来なかった。


妊娠初期は夢うつつの中、お腹の子との共同生活を楽しんでいた。

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