【五節句とは】本当は怖い雛祭り、牛頭天王の物語
牛頭天王の物語。
それこそ、諸説ありますが…
年代、地域により微妙にストーリーが異なります。
牛頭天王を取り上げた本もしかり、どれを採用しているかで変わってくるのですが、私は稲田義行先生の本で学びました。（出典は後述）
購入したのは2020年初夏だったかしら。
お師匠の塾で九星気学を学び始めたそうそう。
ストレートな九星気学の本はパラパラ読みでもお師匠と違うこと書いてあったり、その頃の私は今よりぜんぜん理解が浅かったけれど、流派がいろいろありそうなことがわかったので手を出すのは慎重になっていました。
しかしこの本は五行についてなので混乱しないだろうと手を出しました。
以降、時折読み返してはいるのですが、当然のことながら、初めて読んだ時から読み込むほどに理解は深まっています。
特に牛頭天王！のところ。
私は門徒物知らずなので、初めて読んだ時にはふうん、なるほど〜と頭で理解しただけだったのですが、その後偶然にも牛頭天王ゆかりの中井神社に2021の恵方神社としてお参りし始め、2022年には吉方旅行の時に行った（姫路に着いた時点ではまだ予定していなかった）廣峯神社に・・！あーーー！そーいうことか！
今では興味なくなった（ごめんなさい）宇宙くんの秋分のイベントに何を思ったか行こうと思ったのは、呼ばれていたのね、お呼びいただいていたのね！ありがたや。
そして今年の恵方はまた中井神社。
こうなると今年は祇園祭も行ってみるかという気になります。
（昔から人混みが嫌いなので行ったことがありません）
上記の神社、お祭り、すべて牛頭天王ゆかりです。
私ごとで話がそれました。
牛頭天王の物語、ってのがあるのです。
詳しくは、それこそ諸説ありますのでお好きなバージョンを採用ください。
しかしここでゆりねこ的超訳『猫でもわかる超かんたん牛頭天王物語』をお話しします。
ゆりねこ的超訳『猫でもわかる超かんたん牛頭天王物語』
むかーしむかし、インドの山奥、いや、チベットのどこかに牛頭天王というとっても人望のある良い王様がいました。国は豊かで国民も国王を慕っていました。が、しかし、国王には悩みがありました。あまりにも不細工なのでお妃様に恵まれないのでありました。
そんな牛頭天王のところに天から瑠璃鳥がヘドウィックよろしく舞い降りてお妃候補の名を告げました。
牛頭天王はお妃を娶るべく旅に出ます。
途中、夜叉の国に立ち寄り一夜の宿を求めて、国王である巨旦将来を訪ねます。しかし巨旦将来はけんもほろろに城を閉ざしてしまいます。
そこで仕方なく、落ち葉拾いをしていた奴隷女に聞いて、巨旦の兄弟である蘇民将来を訪ねます。
蘇民将来はとても貧しいながらも、牛頭天王を精一杯もてなしたのでありました。
その後、牛頭天王は目的地に着いて、瑠璃鳥のお告げ通り、お妃を連れ帰ります。
そして八人の王子を授かりました。
成長した八王子にかつての巨旦将来の振る舞いを話した牛頭天王。
なかなか執念深いですけれど、それが牛頭天王です。
八王子とともに夜叉の国を滅ぼしてしまいました。
ここまで、かなり割愛して話しました。
そしてここからが本題です。
五節句とは？
牛頭天王はリベンジの末やっつけた巨旦の死体を五つに切断します。
そして五つの分断されたそれぞれが五節句に配当されるのです。
1/1 お正月の鏡餅は巨旦の骨と肉。門松は巨旦の墓標。
3/3 雛祭りの蓬餅は巨旦の皮膚。
5/5 菖蒲の節句の菖蒲は巨旦の髭と髪。
7/7 七夕の素麺は巨旦の筋。
9/9 重陽の菊酒は巨旦の血。
・・とまあこんな感じで、五節句は巨旦を調伏する為の儀式であった、というわけです。
いやいや、諸説ありますので、これは牛頭天王の物語の側面から見た一つの見方として捉えれば良いと思います。
象だって、ある人は灰色で巨大な岩みたいでデカつよみたいなやつ、といい、ある人はお鼻が長くて目が可愛くて、お馬さんみたいに乗ることもできるんだよ、っていうかも知れません。
そんなこんなの、諸説ありますので、一つの説に目くじら立ててもはじまりません、お好きなストーリーを採用してくださいませ。
それでは、これにて、失礼つかまつる。
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