男性取得率1%の1年間育休とった理由
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男性取得率1%の1年間育休とった理由

育休に入って早、2ヶ月がたった。

生まれた子のみならず、上の子(2才、4才)の面倒も重なり、なかなかに忙しい。おかげでnoteの更新も途切れがちにななっている昨今。

ようやく4才の幼稚園が夏休みが終わったので、少しばかりは時間が取れるようになった。

そこで、改めて「なぜ自分が育休をとったのか」を書き記そうと思う。

世の中にはごくごく少数で、育休を推奨してくれる企業がある。育休中でも給与が100%でたり、そもそも義務化されていたり。

よく知り合いの人に「育休1年とったんですよ〜」というと、「いやー理解ある会社ですねー」と言われる。上記の様な会社と思われているのであろう。

しかしながら現実は違っていて、自分の場合は、

・会社で男性が育休をとる風潮は全くなかった
 (とったとしても1週間の前例のみ)
・それどころか女性まで取ってくれるな的な雰囲気を醸し出す経営層だった
・家族の都合(家族の病気やフォロー)のため効率よい仕事や場所にこだわらない仕事などは理解されない職場だった

という逆風の中、前例のない男性でも1年間育休取得をとる決断と実行をしたわけである。

※会社名は伏せておきますね、、

まぁ、普通に考えたら印象も悪いし、キャリアに響くからよくないよねー
とかになりがちですが。以下の考えでとりました。

▪️育休を1年間とった理由1
 完全に無理ゲーだったから

未就学児が3人の状況になるので妻は乳飲み子に掛り切り、自分がある程度は2歳の子と4歳の子を対応する、という構図になるのかなと思っていました。間違いなく妻一人で3人の面倒は見れないだろうと。

しかし事態は思った以上に深刻。

大人2対子供3の状況でも、全くもって精神的にも体力的にも時間にも余裕がなくなります。

とにかく同じ状況が長時間続くのがつらい。(0歳児をずっと抱っこしている、とか4歳の子と一緒に遊び続けるとか)途中で交代をすることで多少の精神的なバランスを保てるのかなと思います。

仕事でいうと、自分が集中して仕上げたい作業があるのに、ひっきりなしに部下が質問や相談にきて、かつ1時間〜3時間ぐらい平気で拘束してきやがる!しかも、なんか何度も同じこと聞いてきやがるな、、という状況に似ている??
何も成果を出していないのに1日が終わっていく、、しかも十分に寝る事もできない、、という状況でしょうか。

妻と二人いる状況で、多少は睡眠時間を+にできた程度で、毎日ヘトヘトになる事は変わらない。子供1に対して大人2ぐらいがバランス的には本来はいいんでしょうね。(子供が小学生ぐらいになると0.5ぐらいの+カウントができる??)

▪️育休を1年間とった理由2
 子供の時間、特に3歳までの時間を大事にしたかった

 よく三つ子の魂100までも、などと言いますが、幼少期に親と過ごした時間やかけられた愛情は、大人になった時に影響が大きいんじゃないかなと思いました。

自分はさらに2人の双子の子がいて、今高校生ですが、正直双子を育てるという過酷な状況にも関わらず、仕事優先で子育てに多く関われなかった事を後悔しています。

その為、次の子からは3歳までにできるだけ、「自分で何かをやる体験」を増やしたいのと、「愛されていると実感する」ことを感じれる様なコミュニケーションを重視しようと思っていました。

ある程度、仕事も定時で帰ったり、まとまった休みもとるようにし、家族中心のスタイルに変化していきましたが、流石に3人となると、働くのも困難、、、十分に子供とコミュニケーションをとるには、育休しかないなと判断した次第です。

現在4歳の子は、上記の影響かどうかわかりませんが、親や兄弟に愛情深い子になり、自分自身を正直に表現する術を身につけている気がします。

▪️育休を1年間とった理由3
自分の経験で子育てがどういうものか、何が課題で何をこの先変えるべきか、変えていけるのかを体験したかった

正直、男性で育児にしっかりと向き合うという経験をしている人は少ないのではないか?と思いました。自分も仕事をしていたときは、なんだかんだで仕事の合間にいろいろやってるし、仕事も早く帰ってきているし、と思っていた節があります。

自分は自分で育児に100%向き合っているつもりでいました。

しかしながら、実際に100%やってみると、予想を超える事だらけです。
これは体験してみないとわからない、っていう事を実感しました。

自分の時間を自分のペースで進めることができない、というのは本当に辛いです。なんだかんだで、大人は自分のペースで生活をしています。それができないというレベルの問題なんだなと感じました。

これは本当によかったと思います。

この大変な子育てを、もっとよりよくしたい。もっと楽しく豊かにしたい、という思いが自分の中にはあります。実体験を元に、もしかしたら男性ならではの視点で、変えていけたり、あるべき子育て生活を提示したりできるかもしれない、と思った次第です。

▪️育休を1年間とった理由4
自分のキャリアに+になると思ったから

よく、育休をとったらキャリアにマイナスになるんじゃないか?が育休を取らない理由にあがったりします。ちょっとしたニュースでは、育休をとったが故に転勤になったとも。

自分は逆に、人がやらない事にこそ価値がある。という考え方なので、男性が育児に参加し育休をとることが社会的な風潮で、求められている事であれば、やるべきだ!という考え方でした。

かつ、それがまだ行なっている人が少ないのであれば、きっと自分が経験した事は世の中に必要な情報で、価値がでてくるはずだ、と。

今後はこういった経験が組織の考え方や仕組みに大きな影響を及ぼすのではないかと思います。自分は男女問わず、皆が育児に参加し、子育てを考えて社会をよくしていくために考えて行動すべきだと思っているので、そうなる様、まずは自分が理想に一歩でも近づけるよう、できることをやってみる!という意気込みで育休をとりました。

もしかしたら現職のキャリアではマイナスでも、自分の生涯のキャリアに関しては絶対にプラスになるし、プラスにしてみせる!と強くおもっています。

▪️育休を1年間とった理由5
会社の為に自分の人生があるのではなく、自分幸せを実現するのに会社が一助になる、という考えだから

この考え方はわりかしグローバルスタンダードだと思うんですけど。あくまで仕事は仕事です。自分の人生に責任はもってくれません。仕事を通して、自分の能力を磨いたり、人脈をつくったり、社会との繋がりを有意義にすることはできます。しかし、それはあくまでも手段です。

自分の幸せが何なのか、それを実現する環境が職場にあるか。

皆がちゃんと考えて仕事を選ぶべきだと思っています。

その為、最悪、仕事や環境が合わなかったらそこから離れる覚悟でもいいんじゃないかなと。収入が下がってもいいんじゃないかと。

人それぞれの幸福を考えたとき、自分は今は家族との時間の優先度を高くしたい、仕事はきっといつでもできるしなんとかなる。でも3歳までの家族との時間は今しかない、という考えで育休をとりました。

▪️育休を1年間とった理由6
前例を変えていく事の方がやりがいを感じる性格だから

最後に、これは自分の性格ですが、凝り固まった考えや制度というものが大嫌いです。「なんでこうなってるんですか?」「いやー前々からそうなってるからー」とか「まぁこういうのが普通だよねー」とか、正直意味わかんないです。

やりたい事があって、そのためにルールをアップデートする、というのが自分の中では当たり前にやっていきたいことなので、前例がない!というのは逆にいうと、ちょっと萌える要素で、前例をつくってやる!と思っちゃう自分がいます。

社会や会社をよりよくするためには、絶対必要だと思ったら、まずはやってみる!というのが自分が大事にしたい方針です。

まぁ特に、育休とかは制度で認められているので、会社云々ではなく、権利としてしっかり主張してよいと思います。

と、まぁいろいろ考えて育休を取得したわけですが。

改めて子育ては大変です。自分の想いとしては、だからこそ、企業も社会も個々の家族も、もっと子育てにかける時間や子育てをよりよく変えていく方法を模索した方がいいんじゃないかと思っています。まだまだやれる事はたくさんあると。しかし、社会的風潮で子育ては、いまのまま頑張るもの、みたいなのがまだまだ根強いのかなと。

自分の今の育児経験によって、もっと課題の整理を深め、何か役に立てることを1発かましたいなと思う次第でございました。

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株式会社noniin CEO。10人兄弟で5児の父。子育て生活を豊かにするべく、日々考察。誰もが自分にあった子育てに出会える社会を実現すべく育休1年間取得後起業。子育て中心の社会や組織を実現できるよう試行錯誤の毎日。子育て支援プロダクト開発中。https://noniin.jp