子供が幼稚園にいく楽しみ

この四月から3歳の息子は幼稚園に入学した。

最初こそ、「いきたくなーーーいい!!」と行っていて、幼稚園バスにぎゃーぎゃー騒ぎながら、泣きながら乗る姿は心が痛いものだったが。
(帰りは笑顔で帰って来るんですけどねw)

もう早いもので2ヶ月ほどたち、幼稚園を心から楽しんでいる様子や、家でも口頭で「幼稚園楽しい??」と親が聞いて、その返答に「うん!楽しいよ!」と帰って来ると、あーーー通わせてよかったなぁと心から思える。

更に、突っ込んで「幼稚園で何をするのが楽しいの?」と聞いてみると、子供ながらの返答が帰ってきた。

・お友達もいるしー

・たくさん遊べるしー

・名前もよんでくれるしー

すっごく楽しいよ!と。

ふむふむ。お友達と、たくさん遊べるのは、なんとなく一般的な回答かなと思うが、”名前をよんでくれる”というのは、子供の楽しみとして想定していない答えだった。

幼稚園で何をしているかは正確にはわからないが、もしかしたら、出席なのか、何かをするときにフルネームで「誰々くん!」「はーい!」みたいなやりとりがあるのだろうか。

名前を呼ばれる事が嬉しい。

よくよく考えると、大きくなるに連れてフルネームで名前を呼ばれる事とかだんだんと少なくなってくるのかな?

もしかすると、1歳、2歳、3歳と成長する間だけでもその機会は減って来るのかも。

2歳の娘には、たまに返事をするのが面白いので「◯◯ちゃん!」フルネームで尋ねたりして「はい!」というレスポンスをもらって楽しんでいる。

たしかに、3歳の息子にはしてないなぁとは思う。

自分の名前を呼ばれて、返事をすることに喜びを感じる。

子供にとっては、自分が何者であるかは、なかなか理解できないことかもしれない。それを自分の名前というアイデンティティで認識するということは、幸せを実感すると共に、自分の存在意義を確認するという意味で、実はすごく重要なのかもしれないと思った。

子供がこの後成長するにあたり、自分は何ができて、何が得意で、どういう人生を歩むことに喜びを感じるのかが形作られていくと思うが、まずは自分の存在、自分の場所、自分というものを確立させることが前提にあるような気がする。

名前を呼ぶことは、その元も最初にある行為のような気がした。

もっと、名前を呼ぶように心がけようと思った今日この頃でした。

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