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第七十三段~映画スラムダンクの話~

スラムダンク。それは週刊少年ジャンプにて1990年代前半に連載された、大人気バスケットボール漫画である。同時期にアニメ化され、そちらも大ヒットを記録した。作者は井上雅彦 先生で、バガボンドの作者としても、有名だろう。何個、面白い漫画を書いたら気が済むんだよ、怪物なのか?スラムダンクが伝説的なのは、その最終回にも起因するだろう。まるで打ち切りの如く、ストーリーの途中で終了した漫画連載は数多の憶測をよんだ。そんなスラムダンクが遥かな時を超え、令和の時代に映画になると言う。しかも井上雅彦先生が完全監修で。これは見るっきゃない。

ネタバレはしたくないので、ストーリーには触れないが、泣いたね。号泣である。隣の大学生と思しき若造に変に思われていないか心配だ。しかもだ、2時間の間で5回は泣いたね。そんな映画は初めてである。あとは、アニメがスゴイのだ。東映はドラゴンボールの最新作の頃からCGとアニメを高度に組み合わせた独特の映像に切り替わっていたが、それが極まっている。動きは滑らか。バスケットボールの試合を見ている感覚になる。映画が終わったあとは疲れきってしまい、しばらくカフェで休んでいた。凄く面白いものを見ると、人間は疲れるのだ。

賛否両論あるらしいが、私は見てよかったな。個人的にはワンピースの映画よりも断然オススメである。井上雅彦の本気を体験してほしい。

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