見出し画像

私が 私の中の「うつ」と仲良くなるまで ①なんかへんだ

うつ病はよく、「心の風邪」と表現される。
私はなんとなく「心の病」という漠然としたイメージしかもっていなかった。なんなら少し偏見すらもっていたかもしれない(すみません)。

昨年、言葉でしか知らなかったうつ病の世界に頭から突っ込んだ。

心の「風邪」と表現されるものが、こんなにも辛いものだと、こんなにも対処が難しいものだと、身をもって知った。

少しずつ体調がよくなってきた今、この際せっかく(?)うつ病になったのだから、経験したことを書いてみようと思う。

あくまで私の経験談であり、人によって症状も違うから、うつ病は皆こうである、というわけでは決してない。
同じような症状に悩まされている人の参考に少しでもなれば、とても嬉しい。
うつ病を知らない人が、こうなることもあるんだ、と知ってくれると、とても嬉しい。

発症するきっかけ

私の場合は、仕事と人間関係だった。
仕事は、同じ職を7年続けていて、異動になった場所で3年目、という具合だった。

年度が変わり、仕事の担当が変わり、仕事量が増えた。それまでも決して大変ではないというわけではなかったが、比にならないレベルの忙しさになった。

そのヒィヒィ言っているタイミングで、特定の人間関係が悪化した。

今までとても親身になってくださっていたAさんの態度が、ナニカチガウ。
最初はそのくらいの違和感だけだったが。
だんだんと明確に変化が見えてくる。

挨拶が返ってこなくなった。

手短にお礼を伝えようとしたら、それさえ遮られ、そそくさと帰られた。

トラブルが起きた時、周りに聞きながら適切に処理したが「やらなくていい!」と叱られた。

話しかけると目だけで返事されるようになった(目だけ動くので睨まれてるように思ってしまう)。


そういう気質のある人ではあったから、ああ、ついに私にその番が回ってきたか、くらいには思った。まあまあ、そこまで気にしなくても、きっとこの波はそのうち去っていくだろうと。

でも、Aさんと関わらずに仕事をすることは不可能だったので、最低限は関わらなければならなかった。

そんな日が続いたところで、体に異変が起きた。

胃腸の調子が、何かおかしい。
空腹時も、食べてても、食べた後もなんだかおかしい。

なんかへんだ。


(続きます)

最後まで読んでくださりありがとうございます!

次の話はこちら

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?