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【ちょっとダーク】知人に「薬漬け」と言われたので

こんにちは。素直なおなすです。
記事を訪ねてくださり、ありがとうございます。

今回は少しダークな話です。

気持ちよく記事を読みたい方は、Uターンするか、薄目で読むか、読んだ後にする楽しいことを決めてから読むかしていただけるとよいかと思います。


私はうつ病を患って1年ほど経つ元地方公務員、現主婦です。

今は、弱めの抗うつ剤と弱めの睡眠導入剤を毎日1錠ずつ飲み、日常生活を送れる程度に回復してきました。

この「薬」、飲むことに抵抗がある方もいらっしゃると思います。
この記事は、決して抵抗を持つことを否定しているわけではなく、個人的な話として読んでいただきたいのですが。

私は、病院から処方された薬を
ありがたや〜ありがたや〜
と思って飲んでいるのですよ。

お世話になっている病院の先生には、うつ病の原因と思われた出来事をできる限り客観的に伝え、症状も全てお話ししています。

先生は、否定することなく最後まで話を聞いてくださいました。

その上で、副作用等の相談もしながら、時に薬の種類や量を変えながら、処方していただいています。

私は薬のことについてはド素人ですので、全てその道のプロに委ねる選択をしました。

選択をしたのは私です。
今振り返っても、その選択で良かったと思っています。


ところがですよ。

昨年、知人から電話がありまして。
近況報告をし合う段階で、私はうつ病のことも軽く伝えました。

伝えなくても良いか、とも思いましたが、帰省した際には頻繁に会おうと言ってくるタイプの人でしたので、一応伝えておこうと思ったのです。

以下、電話の内容ざっくりバージョンです。

知人「ええ、大変じゃん。私も精神的に参ったことがあるから、わかるよ〜。薬飲んでるの?」

私「ありがとう。飲んでるよ」

知人「そっか〜、1日何錠くらい?」

私「2種類を1錠ずつだよ」

知人「えぇ〜薬漬けじゃん

"薬漬け"
長期間、必要以上に薬を服用させること。それによる薬への依存症。

Wiktionary

さらっと言われました。
悪気は一切なく、言葉の意味も深く考えずに発したんだろうなと察しのつく言い方でしたが、それでも私には刺さってしまったのですよ。

私が藁にもすがる思いで飲み始めた薬。

本当に少しずつでしたが、体調が回復してきたのは、もちろん他にも要素はあれど、少なからず薬のおかげなのです。

私のお薬様を!
先生の処方を!
私の選択を!
ぬおぉおぉおおぉ〜!
と、黒〜い感情が滲んでしまったので、その場はにこにこ穏やか〜に済ませ、結果的に、私はその知人と連絡を取ることをやめました。

そこまでせんでも、と思われるかもしれませんが。

薬漬けと言われて「そうか、これは薬漬けなんだ」とあっさり薬と縁が切れるほど浅い縁ではないのですよ。

黒い感情が滲んでいる自分も嫌ですし、また滲む原因になるかもしれない人と関わるのも辛いと思ったのです。

そして、ありきたりな言い方ですが、言葉の遣い方って大事なんだなと、しみじみと感じた一件でもありました。

大事に大事に、言葉を遣っていこうと思います。
病院とも薬ともうつ病とも、適切に付き合っていきます。

ダークな話に最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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