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【n2p対談vol.1】ユーザー目線で考える、「面白い企画」を生み出すためには

NONAME Produce(以下、n2p)では、X(旧Twitter)などのSNSキャンペーン支援をはじめ、さまざまなデジタルプロモーション制作を手がけています。

今回は、弊社やデジタルプロモーションをもっと身近に感じていただこうと、ディレクターの三澤が代表・村上烈へデジタルマーケティングの裏側を聞きました。

◾️村上烈(n2p代表)
早稲田大学にてデザインやWEB・イベントに関して独学で学び、在学中に起業。会社を経営し、現在18年目。
◾️三澤柚月(ディレクター)
ウェブやsnsプロモーションの企画提案から案件実施に至るまでのディレクション業務に従事。 コーポレートチームに所属し、ディレクションの他にも採用、人事、イベント運営、Pマークの運用、n2pの活動にかかわる記事執筆などを担当している。

ユーザーの感情を揺さぶる仕事を。企画提案で大切にしていること

対談の様子

三澤:
さっそくですが、うちではクライアントから、どんなご相談をいただくことが多いのでしょうか。

村上:
クライアントさんからのご相談は、大きく分けて2パターンです。

1つ目が、 常にデジタルプロモーションを視野に入れている中で、SNSを活用した情報収集ツールなどを探している方々から相談を受けるケースです。

2つ目が、デジタルにはそんなに強くないけれど、お客様に対してセールスプロモーションの提案などを行っているような方々から、「デジタルって実際何ができるの?」といった相談を受けるものですね。

三澤:
全然違う2軸ですね。やりたいことが明確に決まっていても、いなくても。我々としては、両軸のどちらでも対応できるところが強みですよね。

それから弊社で大切にしているテーマとして「面白い企画を生み出すための工夫」があります。企画提案を行う際に気を付けているポイント、となると何があるのでしょうか。

村上:
僕らの強みはキャンペーンの仕組み作りや、それを実装するシステムを構築することですが、企画提案では「ユーザーの感情がどう動くのか」を考える必要があると思っているんです。

ユーザーの感情を揺さぶる仕掛けがある前提で、エンドクライアントの課題解決ができる仕組みを作っていくことを追求しています。

三澤:
なるほど…。「感情を動かす」ためには、どういうことに気を付けて企画を生み出しているのでしょうか。

対談の様子

村上:
いわゆる、これをやるとバズる!といった型があるじゃないですか。そうではなくて、やはり少しでもユーザーにとってのメリットを考えて進めないといけないですよね。

「エンドクライアントは納得するかもしれない企画」であればたくさん出せるんですよ。なんだけれど、その先にいるユーザーが大切だと思います。エンドクライアントの課題解決だけに注力するのではなく、その結果でユーザーがどうなるのかを考えないといけない。

売り上げを上げたい、そのために企画を出してくれ、だったらマストバイキャンペーンですよね。でもユーザーはそれを求めているのだろうか?

僕たちは、「ユーザーが求めているものをきちんと出せば、売り上げが上がるはずである」といった説明を丁寧にしつつ、企画を考えていかなければいけないなと思っています。

僕らはファクトで企画する。キャンペーン研究とアウトプット

三澤:
私たちもいち企画提案者として、 実際に世の中で行われているキャンペーンに参加して、どう心が動くのか体験してみることが大事ですよね。

村上:
そうですね。やはり参加してみないとよくわからないし、やってみるとハードルが高いなと感じるものとかは、絶対にあると思います。

三澤:
そうですね。 烈さんは毎日youtubeでキャンペーンの解説動画を発信されておりますけど、インプットだけでなくアウトプットも、より良い企画提案に繋がっていくのかなと感じますね。

村上:
僕たちの広告クリエイティブは、 発想で戦うというより、事例の研究結果をもとに考えるスタイルなんです。事実を基にしている。そこには根拠があります。

三澤:
我々は企画提案の際に社内でブレストをしますが、面白い発想は浮かんでも、実現可能性が低いものもすごくあるなと思っていて。知識を持った上で企画を考えることは必要ですよね。

相談した側としても、そもそも「SNSで施策を打つのが最善策なの?」ぐらい、的確に言ってもらえた方が安心できますし、信頼に繋がります。

村上:
ただ、実際のクライアントは広告代理店の方が多いわけで、代理店の方にそれを言ってもエンドクライアントには届きづらいこともありますね。

それはそうだよな、とは思いつつ、できることを提案していく。それは僕らに課せられた制約なので、その上で考えなきゃいけないですね。

刻々と変わるX事情への対応

三澤:
最後にもう一点教えてください。Xは日々情勢が変わっていると思うのですが、そこに関する情報収集や適応についてはどうお考えですか?

村上:
Xは、公式が通知しておらず僕らにも見えない情報が結構あるんです。

今年からは仕様変更の少し前にデベロッパーへメールが来るようになり、ある程度は把握できるようになりました。ただ、 例えば「何かの機能がなくなった」とかは本当にいきなりあるので驚きますね。

三澤:
n2pとしては、そのあたりの変化に対応するために、何か社外へ発信しているんですか?

村上:
出来ていないですね。変化が激しいのでいっぱいいっぱいになって、あたふたしながら、なんとか対応方法を模索しています。

やはり、運用的な情報収集はちゃんと勉強しなきゃなと思っています。お客様から「今日からログインできなくなっているのはなぜですか」みたいなことを言われると、もうヒヤヒヤですよ。

そういった感じで、Xはすごく変わってはいますけど、n2pも頑張って対応していっています。

クライアントと、その先を考える

n2pでは、創業以来積み重ねてきたナレッジと、日々の研究から得た知見をもとに、クライアントをはじめ、エンドユーザーにとってもメリットとなる「面白い」を追求いたします。

コンテンツ施策からSNSマーケティングまで、さまざまなご相談をお受けしております。お気軽にご相談ください。

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