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文系プロンプトと理系プロンプトの違い―音声入力した草稿をChatGPTの力を借りて完成させました!

 理系分野の人々、特にプログラミングの経験を持つ人々が作成するプロンプトは、その出来事の核心を直接的に、精密に表現する傾向がある。彼らはコードを書く際に、ある入力から求める出力を直接的かつ効率的に引き出すことを学んできたため、その手法がプロンプトにも反映される。その結果、彼らのプロンプトは通常、具体的で詳細な情報を含む。

 それに対し、文系分野の人々が作成するプロンプトは、異なるアプローチを採用する。文系のプロンプトは、一般的に短い方が良いとされている。その理由は、AIモデルであるChatGPTが、トークン(単語や短いフレーズのような言語の単位)の量が一定の限度を超えると、その能力を完全に発揮できなくなるためだ。そのため、短いプロンプトを用いることで、AIの能力を最大限に引き出すことが可能となる。

 しかし、短いプロンプトが最初に目指す出力を完全に得られない場合でも、追加のプロンプトを積み重ねることで、最終的には求める出力を得ることができる。このアプローチは、古代の哲学者たちが採用していた対話術に似ている。

 プラトンとソクラテスは、対話を哲学的探求の中心に据えた。彼らの対話術は、疑問を持ち、質問を投げかけ、それに対する答えを通じて理解を深めるという方法を取った。この対話の形式は、真理を探求するための道具であり、知識を積み上げる手段だった。

音声入力したデータを貼り付けた最初のプロンプトと出力

 同様に、文系プロンプトは、初めに疑問を投げかけ、AIからの反応を見て、更なる質問を立てることで、対話を深め、理解を得ることを目指す。この対話的アプローチは、問いと回答を通じて新たな知識を得るプラトンとソクラテスの方法に酷似している。

 そして、このプロセスを通じて、私たちはAIからの応答を通じて新たな知識と理解を引き出すことができる。この対話のアプローチこそが、文系プロンプトの真髄であり、人文社会科学的な考え方を表現するためのプラットフォームを提供する。これはまさに、生成型AIとの対話における文系プロンプトの究極の目指すところだ。

最後のプロンプト(敬体になってしまったので常体に改めさせた)

【作成手順】
①音声入力したデータを貼り付けて句読点をつけさせる。
②説得力のある文章になるように指示を出して加筆修正させる。
③気になった段落についてダメ出しをして書き換えさせる。
④さらに気になるところを指摘して書き換えさせる。
⑤全体の文体をととのえさせる。
⑥効果的な場所を選び、太字に変えさせる。


                未

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