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好きな人の良い所を私が殺してしまう

これは恋愛を軸に考えている。

「人を好きになるとはすなわち、自分の一部を殺すことであり、相手の一部を殺すことであり、そのどちらかを選択している」

つまり
恋愛感情で好きになった2人は、
それぞれ自分に無い物を持っていることに惹かれている。
もしくは、自分が得意としていた物を超えられたときだと思う。

しかし、
恋愛を続けていくと相手を改善させたい部分が出てくる

そこで考えなければならないのは、
「相手を改善した時、同時にその人の失われる部分」
それはその人の良さを形成する為の一部になっていたはずだと思う。

「相手の不備に手を加えることは、
     その人の心の形状を変えることに繋がる」

人は心の形状が変わると、
あらゆる心の動きと行動に変化が現れる。

今度は外的要因の話をしてみる。
「好きな相手の為だと宣言して、その人の周りを殺す人もいる」
あなたが好きな人の心の形状を変えようと取り組んでいるとき、
一番有力だと感じるのは、
その人の人間関係を変えることだろう。

それは相手の悪い部分を改善させることができるかもしれないが、
同時にあなたが憧れたその人も失うことになる。

あなたが相手を好きで、尊敬しているとしても、

相手から何かを奪うことで、あなた自身が相手への尊敬を失うだろう

ここで簡潔に考えを広げてみようと思う
 「好きすぎてその人を殺す人」
  →その人の不備を改善させる
 「好きすぎて関係する他人を殺す人」
  →その人の関わる人間関係を変える
 「好きすぎて自分を殺す人」
  →パートナーの不備に耐えようと必死になる
 「好きすぎて自分に関係する他人を殺す人」
  →耐えるためにパートナーを傷つける人と関わる

なんとなく疑問を問うてみる
「人を好きになるとは何なのか」
私は、自分が選択しなかった生き方を選択している人と出会うことだと思う

自分の生き方では見ることのできない景色を見せてくれる人。そして尊敬に値する人だと感じる。


急だが、逆説を考えてみる。
「殺したい人間ができたとき、それを正当化する為に人を好きになる」

キュートアグレッションという言葉がある。
赤ちゃんが可愛すぎてほっぺたをぷにぷにすると
思うが、
ほっぺたをほんの少しだけ強くぷにぷにしたくなる気持ち
強くぷにぷにすると赤ちゃんがほんの少しだけ
嫌そうなそぶりを見せてくるのが愛らしい
あの気持ちをキュートアグレッションという
男性が女性を好きになるとは
それに近い感情ではないかと感じる。

つまり、話を戻すと
どうにもムカつく理解し難い態度を見て、
ほんの少しだけ憎む。
もしくは、
あまりにも可愛すぎて
イタズラをしたい。

この2つの感情はキュートアグレッション
で例えるなら、同じだと感じる。
そしてその感情が増幅し、
相手を殺したいほどの感情まで行った時、
または、増幅した感情をなんとか押し殺した時。

「史上最大のキュートアグレッションとなる。」
 と思う。

よくネットで言われているが、
「死にたいとか自分嫌いとか言ってるやつほど自分が大好き」
あの考えもキュートアグレッションで考えるなら、

あまりにも可愛すぎて殺したい相手が自分。
もしくはそれが異性だったりするのでは無いかと思う。

殺したいほど憎い相手はそれほど好きな相手。
殺したいほど憎んだ後は反動として愛に繋がる。

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