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六月は雨上がりの街を書く

『踊ろうぜ』から8ヶ月。
だから僕は音楽を辞めた のプレイリスト順に今回のタイトルは〝六月は雨上がりの街を書く〟である。
書こうと思ったタイミングが偶然にも六月。

この8ヶ月間、他人同士でありながら関係を密に築き上げこれまでの人生で最も急速度で交情を深めた。
彼は基本的にはロジックを整理した上で会話や議論をするけど、本当は彼の核は感情によって構成されている。つまり感情論理になる瞬間がある。その瞬間がとても面白くて高揚感に浸る。人間らしさが垣間見れる瞬間、それは恋愛である。
恋愛感情は彼の理性を簡単に破壊するらしい。
最初は恋愛でも理性的な人だと思っていた。
〝ギャップ〟というものは恋愛間では刺激になってマイナスになることは少ないと思う。

出会ったあの街には長らく行っていない。思い出がある街。
たった2ヶ月間通っただけの街なのにそこで出会った人やもう余生では経験しないようなストーリーがあるが故に付加価値のある街になった。

20代半ばの私は他人と生きることに対して〝理屈じゃないのも知ってるんだよ〟
〝関わり合うのも億劫だ〟と思っている。
ワタシの核は?
〝心を動かして、胸を焦がして〟〝この街で待ってる〟
私はワタシを信じてきてくれる人がいい。私はワタシを大事にし続けてくれる人がいい。

彼と比べたらダサい〝ギャップ〟である。弱さが全開の人間らしさ。

心の形は長方形。他人に対して割り切れないのも知ってたんだろう。

そんな事を思いながら、
窓映る街をぼうとしたまま見ている。


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