日本の本を英語で読む : アイルランド留学【24日目】

休日にバタバタ移動したり、人混みに行くのは好きではないので、のんびりカフェで読書をしていました。

もっと積極的に人とコミュニケーションをとった方がいいとは思いますが、無理すると結局疲れて長続きしないので、人と会うのは平日にして、休暇は一人の時間を過ごすという風に割り切ってしまってもいいかなぁと思っています。

ただ、やはり留学にきている以上、語学力アップは常に意識する必要はあると思うので、英語の本を読んでいました。

太宰治の「斜陽」(英語版)です。

日本文学好きなアイルランド人の友達が貸してくれたので、読み始めました。

なぜわざわざ日本文学を英語で?というような疑問もあると思いますが、「英語学習」という点でいうなら、このチョイスはありだと思います。

なぜなら、バックグラウンドが日本であるため、登場人物の感情を想像しやすく、その状況を表現する単語の感覚が腹落ちしやすいんですね。

例えば、物語の中に「weep」、「sob」といった「泣く」という意味の単語がよく出てきます。「weep」は「悲しみにより涙を流す」、「sob」は「すすり泣く」みたいに、それぞれニュアンスが違いますが、この違いが、物語の状況からイメージしやすいです。辞書で機械的に調べているだけでは掴めない感覚だなぁと思いました。

原作も海外の小説だとしても同じようなことが言えるかもしれませんが、そもそも物語の背景がイメージしづらかったり、日本人の情緒的な部分とは合わなかったりするところもあると思うので、私のような初心者には少しハードルが高いような気がします。

平日は、授業で発言したり、友達と喋ってたりする機会をどんどん増やして実践力を高めていき、休日は読書や文法の復習などをして足腰を強くしていこうと思います。

うかうかしていると5月もあっという間に終わってしまうので、1日1日を大事にしてがんばるぞ。

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