考えることをやめない

【アイルランド留学106日目】

この時期でもダブリンでは最大気温20度くらいで、めちゃくちゃ過ごしやすいです。半袖に薄手のシャツを羽織るくらいの格好で外出できます。4,5月は天気が悪い日がほとんどでしたが最近は晴れ間が多く、一番理想的とも言える気候ではないでしょうか。そんな感じで心地がいいため、気づくとポケ〜っとしてしまっている7月です。多分かなりたるんでしまっているんだろうなぁ。

英語でコミュニケーションをとっていると、当然日本語で話すよりは、話せる内容のレベルは格段に下がります。そもそも、思考するレベルも落ちてしまっているんだろうと思います。あまり考え過ぎずにシンプルな内容でテンポよく会話をする方がコミュニケーションはスムーズにいくからです。日本にいた時よりも、物事を考え抜くということが少なくなってきているのが少し心配な面でもあります。

このnoteでの投稿をしている時間が、唯一、思考をしている時間かもなぁと思います。日本語で投稿するのは英語学習的にはいまいちですが、思考訓練のための習慣としては続けていこうと思っています。自分の中のルーティーンですね。

この「考える」、「思考する」ということの価値は、日本では結構過小評価されているんじゃないかなぁとも思います。どちらかというと、「ごちゃごちゃ考えずに行動しよう!」みたいな論調だったりとか、知識そのものの価値の方が強い印象があります。ただ、変化が激しい今の時代、必要な知識は目まぐるしく変わりますし、行動をすることはもちろん大事ですが、同時に、「こう来たら次はこうなるだろう、だからこうしよう」みたいな仮説を考えて組み立てていくことがすごく重要だと思います。それが正しいか間違っているかは別として、そういう仮説を持って行動をしていかないと次に繋がりませんよね。

「まぁなんとかなるか!」という楽観性も、計画を実際に行動に移す際には必要だと思いますが、それにかまけて考えることを放棄してはいけないよなぁと思います。考えることから逃げちゃだめだ。

思えば日本で毎日必死に働いていたときも、唯一心がけていたのは「考えることをやめない」ということだった気がします。仕事そのものというよりも、人生に対する思考です。思考停止して、なんとなくその場の環境に馴染んでそのままズルズル生きていくことだけは避けたいと思っていました。その結果今ダブリンにいます。それがよかったのかはまだわかりませんが。笑

発言、身なり、金銭、居住地、職業、みたいな他の要素は少なからず他者の存在によって干渉されてしまいますが、「思考」そのものは、物理的には誰からも干渉されない、人類にとっての聖域ともいえるのではないでしょうか。自分が自分である証ともいえます。

「考えることをやめない」、今後の人生のテーマにしよう。


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