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計画を立てるのが苦手だった僕が、プロジェクトマネジメントに関心を持った出来事

こんにちは!
野見山です。

前回の記事では、『プロジェクトを構成する5つのプロセスとは?プロジェクト運営の流れを知っておこう!』を紹介しました。

今回の記事では、僕自身がなぜプロジェクトマネジメントに関心を持ち、力を入れていこうと思ったのか。取り組むきっかけは人それぞれだと思いますが、僕自身の話を紹介していきたいと思います。

■これまでの経歴

自己紹介の記事で書いたりしていますが、僕は基幹システムの導入を専門に仕事をしているシステムエンジニアです。生産管理・販売管理・会計システムの導入が専門です。

基幹システムの導入は通常、部門間を跨いだ全社でのプロジェクトチームを立ち上げて進めることになります。そのため、プロジェクト型の仕事の進め方に慣れている方だとは思います。

若手の時代はシステムの導入支援をするインストラクターから始まり、年次が上がるにつれ、上流工程での要件定義や設計を担当するSEを経験してきました。結果的に、プロジェクトの頭からお尻まで全工程に普段から携わっています。

直近はプロジェクトのリーダーとして入るケースが多いのですが、若手の時はどちらかと言うと、自分が主体となって仕事を進めていくのが楽しかったかなと。自身で考えた内容を顧客に提案し、それをシステムとして効果が出せる、といった時が嬉しい瞬間でもあり、個人スキルを磨く方に重点を置いてました。

■計画を立てるのが苦手だった

自分の仕事の担当できる範囲が広がるにつれ、経験値を広げてきたわけですが、個人思考で仕事をしていたが故に、計画を立てて仕事を進めることが苦手でした。

若手の時に経験していたプロジェクトチームも数人の小規模だったということもありますが、自分の都合で仕事のスケジュールを組んでたのが多かったように思います。間に合わないときは無理して間に合わせて、何とかなっていたという側面もあり。

ただ、この仕事の進め方も途中で壁にぶつかることになりました。
自分がメインのSEとして入ることになったプロジェクトで、今までと違いチームのメンバーと協力して進める必要がありました。

が・・・
今まで自分の都合で仕事を進めていた人が、急にチームの仕事の仕方でうまくいくわけもなく。。そんな形でだいぶ苦労したのですが、お世話になった先輩から計画の重要性を叩き込まれたのが転機となり、仕事の進め方を変えることができました。

■WBS作成に向き合ったことで見えてきた景色

「野見山、今週のタスクは何を考えてる?」
先輩からよく言われていました。
当時は追い込まれていた状況ということもあり、恥ずかしい話、よくて3日先まで考えてる程度の状態でした…

「考えれてないなら、WBSを作ってみろ。」
といった形で、WBSの作成を徹底的にやらされました。

ちなみにWBSは、いつ、誰が、何をするかを、作業計画をまとめる進捗管理ツールのことです。

当時、このWBS作成がとにかく苦手で、作るのにものすごい時間がかかっていたのですが、慣れてくると以下のようなことを考えるようになりました。

・どういう順番でやると、トータルとしての作業効率がいいのか。
・前工程でこの作業をしないと、後工程が進まずボトルネック工程になる。
・この作業は○○さんが得意そうだから作業をお願いしてみよう。
・プロジェクトメンバーの作業可能時間を考えると、どのタイミングで依頼すべきか。

結果的にWBS作成を叩き込まれたことが転機となり、仕事の進め方が「個人思考」から「チーム思考」に変わりました。

そして、事前の計画立てと進捗確認をするだけで、プロジェクトの進みがこんなにも変わるのか、と思った経験でもあります。簡単に答えをくれない先輩で苦労しましたが(笑)、結果的に良い方向に指導してもらえました。

こんな経験を経て、僕はプロジェクトマネジメントに関心を持ち、得意のテーマにしていこうと決めて、今に至ります。

■まとめ

今回は、僕がプロジェクトマネジメントに関心を持った理由と、その出来事に次いて紹介をしました。

改めて振り返ると、自分の転機となるタイミングでは、良い人に巡り会えているなと感じます。

今回の記事で紹介したWBSについては、また次の機会で詳しく紹介していきたいと思います。

それではまた!

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