ビールビンゴをやってみたら、楽しかった
お酒を飲むようになってから、早7年が経ちました。
お酒を飲み始めた頃は、ビールは「キリン、サッポロ、アサヒ、エビス」くらいの認識だったのですが、なんだかんだ周りを見渡してみるといろ〜んな種類のビールがありますよね。
私はあまりアルコールに強いタイプではないのですが、なんだかんだでいろんなビールを飲んできた気がします。
でも、待てよ。
飲んだビール、全然記憶に残っていない。
そう、今まで数々のビールと出会ってきたはずなのに、どんなビールを飲んだか、全然覚えていないのです。
「へー、地域限定なんだって！」
「これ、IPAって言うんだって！」
みたいな感じで選んでみたのはいいものの、いつも
「あー、ビールうま！」
と解像度の粗い感想を抱き、次の日には何を飲んだのかなんて記憶の彼方に飛んでしまっているのです。
（明日には忘れておるんじゃ）
結局、27歳になった今でも、ビールは「キリン、サッポロ、アサヒ、エビス」くらいの認識から変わることなく、生きてしまっています。
このままだと、いつかラディッツに出会った時に「ビール戦闘力…たったの5か…ゴミめ…」と言われてやられてしまうかもしれません。
そんなのはイヤだ！オラ、ぜってぇ強くなるんだ！
さて、ビールが記憶に残らない理由はただ一つ！
ビールをテキトーに選んでいるから！
ほんとはもっと、真剣にビール選びをしなければならんのです。
そんな訳で、ビールの造詣が皆無の現状を憂いた私は、妻と一緒に、ビールを真剣に選ぶためのゲーム「ビールビンゴ」を実施しました！
ビールビンゴとは
自分たちで、「こんなビール、ちょっと探せばありそうだよね」というお題を挙げて、ビンゴを作り、探し、ビンゴするというゲームです。
準備は簡単。
①参加者を募る
②「こんなビール、多分あるよね？」というお題を24個挙げる
③5×5のマス目を作る。
④真ん中をフリーマスとして、残りの24マスにお題をランダムで埋める
これで準備完了です！
今回、私たち夫婦でやった時のビンゴカードはこちら！
1. 原料にフルーツが入っているビール
2. コルクの栓のビール
3. ラベルにガネーシャが描かれているビール
4. 食べるビール
5. 燻製ビール
6. アルコール度数が20%あるビール
7. 人の顔のみがラベルに描かれているビール
8. 2色でデザインされているビール
9. ホットビール
10. 緑色のビール
11. ひらがなの名前のビール
12. 甘いビール
13. 醸造所の住所に「2」が入っているビール
14. 1000円以上するビール缶
15. 固形物が入っているビール
16. ベットボトルのビール
17. 原料に米が入っているビール
18. エナジービール
19. 神奈川県のビール
20. 原材料が6種類書かれているビール
21. ショットビール
22. 名前に「RED（レッド）」が入っているビール
23. 泡がないビール
24. マダガスカル産のビール
探すときの制約条件は
・ネットで検索してはいけない
・人から情報をきくのはアリ（その人も検索してはいけない）
つまり、自分たちの足と嗅覚が大事になっていきます！
この条件で、私たちは毎週末に少しずつ、ビール探しをしていきました！
ではスタート！
1週目：ビールビンゴならではのルール
まず私たちは「2色でデザインされているビール」は結構探しやすそうだなと思って、これにフォーカスを当てて探しました！
すると、めちゃくちゃ素敵なビールと出会いました！
このビール、2色でデザインされているばかりか、醸造所の住所に「2」が入っていました。
ビンゴにある2つの要素を満たすビールと出会ってしまいました！
これは…
そう、二枚抜きです！
子どもの頃、ストラックアウトでプロ野球選手が披露していた憧れの二枚抜き！
「いったー！二枚抜k」
「いったー！二枚抜k」
「いったー！二枚抜きーー！」
何度も流れるリプレイの実況が『一期一会』から聞こえてきます。
一度に2つのマスを埋められるのは、通常のビンゴには無いルールですね！
【ビールビンゴTips】
ビールビンゴでは二枚抜きが可能
1週目に飲んだもう一本のビールはコチラ！
Red Bullっていう飲み物があるくらいだから、まあきっとビールにもレッドがつくものはあるよねーと思っていたら、やっぱりすぐに見つかりました。
2本で三枚抜き！ビールビンゴのスタートダッシュに成功したと思います！
2週目:発泡酒と高額ビール
気づきました。ビールビンゴは自分でビールを探して選べるので、通常のビンゴみたいに「あー、全然マスが埋まらねえー！」ってことが無いんです。
ストレスフリーなビンゴ！ナイス！
さて、2週目は、Antenna Americaというアメリカンクラフトビールのお店でビールを2本買ってみました！
一本目がコチラ！
これは、アプリコットの入ったビールです！
ちなみに、このビール、区分は発泡酒になっています。
こちらの記事によると、どうやら日本ではフルーツが入っているビールは発泡酒に区分されるようです。
【ビールビンゴTips】
日本ではフルーツが入っているビールは発泡酒
最初は区分がビールになっているフルーツビールを探そうと思っていたのですが、日本ではそれを見つけるのが困難そうでしたので、これでOKということにしました！
いいのいいの！そういう塩梅でやれるのがビールビンゴの良さなの！ストレスフリー！
アプリコットが入っているということで、「甘いビール」も抜けるんじゃないかという期待をして飲んでみましたが、全然甘くはありませんでした。
ビールも甘くないし、簡単に2枚抜きできるほど人生も甘くない。
【ビールビンゴTips】
フルーツビールが必ず甘いわけではない
世の中あんまり甘くねぇなと思いながらも、次のビールに進みます。
次に見つけたビールはこちら！
トゥース！！（オードリー春日さんの親戚かな？）
博多のにわかせんべいみたいな感じでしょうか？なんとも言えない表情してますよね！
こんなマヌケなラベルですが、なんとこのビール1缶1800円です。高い！
だけど、すぐには見つからないだろうなと思っていた1缶1000円以上のビールを見つけることができました！
しかもこれ、なんと「人の表情だけが入っているラベルのビール」にも当てはまるんです。
さっきのアプリコットのビールで二枚抜きを狙おうとしたのに失敗しましたが、こちらに関しては図らずとも二枚抜きを達成することができました。これが無欲の勝利と言うことでしょうか。
【ビールビンゴTips】
無欲が勝利する
2週目が終了しました。今回も二枚抜きがあったので、ビンゴにグッと近づきました！
3週目:いつもより多めに買ってみました。
3週目は所用でいつもとは違う土地に行ったので、そこのスーパーに行ってみました。
目新しいビールがたくさん置いてあったので、今までは週2本ずつのところを今週は4本購入。
まず最初はこちらのビール。
『Newton』です！
パッとみて緑だし、青りんごだし、もしや「緑色のビール」と言うところに当てはまるんじゃないかと期待して買ってみました。実際の液体の色に関しては注いでみるまでわからないというギャンブルですが、ここはチャレンジです。
ドキドキしながら注いでみたところ、、
全然緑じゃねぇ。（動揺して手ブレもすごい。）
良く見るビールの色でした。
ビンが緑で、青りんごのビールと言えど、液体まで緑色と言うわけにはいかないようです。
緑色ではなかったのですが、このビール、居酒屋で飲むシャンディガフくらい甘かったです。
前回のアプリコットビールで、フルーツビールに対する甘さの期待はあまりしていなかったのですが、今回は確実に甘い！
（親は元気です）
というわけで、まさかの「甘いビール」マスをゲットできることになりました！
【ビールビンゴTips】
分かっていたモノとは違うマスを抜くこともある
次のビールはこちら！
こちらのビールは、コリアンダーやオレンジピールなど原材料が6つで構成されているビールでした。
これ見つけるの結構難しいと思っていたのですが何とかゲットすることができました。
本当にどうでもいいことなんですが、ビンが壊れることを「破びん」っていうんですね。なんか、言いたくなりますよね。
【ビールビンゴTips】
ハビン！
続いてのビールはこのビールです！
おお、影によってめちゃくちゃ悪いこと企んでいるネコみたいですね…！
まあ、そんなことは置いといて！
このビール、米が入ってます。
米といえば日本酒の印象だったので、米が入ってるビールはさすがになかなか出会えないんじゃないかなと最初は思っていたのですが、ラッキーなことに意外とすぐに手に入れることができました。
名前もラッキーなだけにラッキーです！
【ビールビンゴTips】
米入りのビールがあってラッキー
さて、4週目最後のビールはコチラ！
このビールは、なんとラベルが逆さまに描かれています！
置き方も通常とは反対に置くように指定されています。
これはビールの中に入っている沈殿物が底に溜まらないようにするための工夫とのことです。
沈殿物と言う事は、きっと何かしらの固形物が入っているはず…
期待を込めて注いでみると、
まぁ確かに固形物と言えば言えますかね！
すごい小さいけど白い粒が見えます。写真だとちょっと汚いですが。
もともと固形物は「梅の実」とか、ガッツリ固形物を想定していましたが、まあ、そんなにガチガチのルールでやる必要もないので、今回は景気良くOKってことでいいですよね！
（親は元気です）
【ビールビンゴTips】
固形物の判定は甘い
4週目:救世主クラフトビールバー
先週、ギリギリの固形物判定により、ダブルリーチとなりましたが、ここからが難関。
ビンゴになるには、「ひらがなの名前のビール」か「ラベルにガネーシャが描かれているビール」が必要です。
たまたま、このタイミングでアメリカの友人と話す機会があり、上記のビールについて知っているか聞いたところ、「アイダホのスーパーで象みたいな絵が描いてあるビールがあった気がする」という有力で無力な情報をもらいました。
【ビールビンゴTips】
今からアイダホにいくの無理ダホ
最後の1コマを狙うか、はたまたリーチを増やしていくか…と悩みながら街に出たところ、たまたま新しくできたクラフトビールのお店でこんなビールを見つけました。
その名も『うめびあ』。
神奈川生まれのビールと言うことで、ちゃっかり2枚抜きしながらビンゴ達成しました！ヤッタネ！
…ビンゴになったら何かあるって？
特にありません！
【ビールビンゴTips】
いーじゃない、別に
最後に
というわけで、4週間の探索の末、私たち夫婦はビールビンゴをクリアしました！
先ほども書いたように、クリアしたからと言って何がもらえるとか、誰かから褒められるとか、そういったことは全くないのですが、とても充実した4週間でした。何よりめちゃめちゃ楽しかった……！
お酒に詳しいわけではないビギナーがちょっと気をつけて周りを見渡すだけでも、いろんな種類のビールがあることを改めて実感できます。
また、目的のビールを探す過程で、
「日本ではフルーツが入ると発泡酒に分類されるんだ〜」とか、
「日本ではビールはアルコール度数20%未満って決められてるんだ〜」とか、
そういう豆知識を身に着けることもできました。
記憶にも残るし、ビールに対する解像度も上がった気がします！
ビールビンゴ…これは良いぞ……っ！！！
「ガネーシャが描かれているビール」をはじめ、今回ビンゴになるまでに出会えなかったビールもたくさんあるので、今後も少し気にしながら生活していこうと思います！
「私のビール戦闘力は530000です」と言えるようになるまで、俺たちの冒険はまだまだ終わらねぇ！
【ビールビンゴTips】
ビールビンゴ先生の次回作にご期待ください。
いつもありがとうございます！