200705

木曜は余程疲れたらしく、移動中も入浴中も気絶しかけていた。目も開けていられないくらいの眠気に襲われるのが久しぶりだったので、何故かちょっと嬉しかった。わずかな気力でなんとか寝支度を済ませて布団に入ったらそこから先はあっという間。久々の激深睡眠だった。ある程度の疲労感は、心地よい睡眠へと導いてくれると思えば悪くないもんだな。でも翌日はさすがに疲労感が上回ったようで、寝起きもまだ疲れた感じがした。


土曜は結構いい休日だった。普段よりもうんと早い時間にスッと目覚めてしまったので、この際と朝から優雅にネットサーフィン。そのあとサクッと朝食を食べ、のんびりした後、自転車で近所の川沿いを散歩した。中学生くらいの時に川沿を自転車で走るのにハマっていたのを思い出す。当時を振り返りながら同じ道を辿ると、草の青い匂いや川の音、誰かの家のお線香の匂いがとても夏らしく心地良いものに感じられた。川の水は思ったより綺麗で、よく見ると魚やらカニやらが元気に泳いでいた。最近自然物に触れる時間が少なかったことに気づく。河原に降りてしばらく小川の流れを見ながらボーッとするのがとても贅沢な時間に思えて、「この時間こそが、生きてるうちで最も尊い時間だわ……」なんて思ったりした。川の音と蝉の声がかなり夏っぽくて良かった。小さい頃、川で石を投げて水切りして遊んだのを思い出し、童心に返って再チャレンジ。結局2回しか跳ねなかったけど、この歳になっても水切りは楽しいと知る。いつかでっかい川で、本気でやりたい。5回くらい跳ねさせたい。帰り道に、すももとアメリカンチェリーを買った。この時期の果物売り場が一番好きだ。

午後からは、京都大学の公開講座を見た。「自己」をテーマに展開される話は、高校で倫理をかじった程度の浅い知識では間に合わず、ついていけない部分があった。でも「自己を単数から複数形にして捉えることで、孤独感や寂しさを緩和できるのではないか」という提案には興味が湧いた。自己とか自意識を「自分」という単位でしか考えたことがないから、「我々」として捉える感覚はまだ全然つかめない。ていうか「京大の公開講座」っていう言葉の圧が強いから「どこかの大学の教授がやる特別授業」みたいなフワッとした名前にしてほしい。


in the blue shirtの新譜プレスリリースが出た。今月末には新譜が聴ける。嬉しい。ティーザー動画をみたら、これまでのライブセットに使われていたり、制作配信で流してたような聞き覚えのある音が沢山流れてきてテンションが上がった。失恋で余計に落ち込んでいたここ数ヶ月、正気を取り戻したい一心で、すがるように音楽を聴き漁ったり、配信を観まくったりしたのを思い出す。おかげで自分の好きな曲が増えたし、創作活動にも意欲的になってきたし、色んなDJを知ったし、真似して始めたこの日記もなんやかんや続いているわけで。すっかり元に戻った今思い返してみれば、自分を建て直すための心の支えとして、in the blue shirtは結構主軸要素になっていたなと気づく。ここまで書いて、こんな話は新譜が出た時の日記ネタとしてとっておいた方が良かったかもしれないと思ったり。でもその時はその時で別の話を引っ張り出すだろうから、別にいいか……。


犬を撫でたい。蒸しパンみたいなビションフリーゼとか、食パンみたいなコーギーとか、むっちりふわふわした犬と戯れたい。犬は可愛い。こっちが「犬〜!大好きだぞ〜!おまえ可愛いな〜!」ってテンションで来ると、「はーい犬でーす!可愛いでーす!」と呼応してくれるから可愛い。そういうとこ好き。孤独が耐えられなくなった時か、老後を迎えた時、必ず犬(もしくは猫)を迎え入れると決めているので、その時が楽しみだ。

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