200519

未だ興奮冷めやらぬMusic Unity2020を観た感想をまとめる。目当てはもちろん「in the blue shirt」と「ピアノ男」。出演はもちろん、この2人が続くという流れがとても良くて、観る前から最高なのはわかりきっていた。

in the blue shirtは出だしの茶番から最高。終始満面の笑みでプレイする様子は多幸感に溢れていて、見ているこっちも幸せな気分になれた。ああ〜これが本当に音楽を楽しんでいる人の顔なのかと感慨深くなる。グリーンバックを使った演出は斬新で、音と映像との交わりは画面で観る良さが存分に活かされていた。選曲も曲順も全てが気持ちよくて、終盤want you〜が流れた時は思わず声が出てしまう。終わった後、なんだか歴史的瞬間を見たような気がして、しばらく謎の感動に包まれてぼけっとしてしまった。「音楽楽し過ぎワロタ」

in the blue shirtが場を多幸感で満たした後、ピアノ男がいつもの様に異様な雰囲気を醸し出しながら登場。ドラ○もんっぽい出だしに笑う。最近ピアノ男の曲を聴き漁っていたので、これはあの曲だなんて気づいたりするのも楽しかった。やっぱりピアノ男には、マイアヒが欠かせない。ていうかあんな色んなマイアヒを一体どこで仕入れているのか、そしてなぜ歌えるのか。わけわからんけど面白い。そして音楽はちゃんとかっこいい。ダンボール切り刻み出した時の周囲のザワつき方がめちゃくちゃ面白かった。「ああやって音出してるんだ」ってそんなわけないやろ。


そのままトマソンスタジオの打ち上げ配信に移行。達成感に包まれた現場の空気は、画面越しからも存分に伝わり、その傍観者になれた自分も謎の興奮状態に陥っていた。あれはまさに青春そのものだった。この状況で自分たちにできることを発見して、成し遂げる彼らの笑顔は輝いて眩しかった。尊敬を通り越して、なぜか愛おしさすら湧いてくる。その日はPCを切るのが惜しく思えて配信を垂れ流したまま眠りについたのだが、夜中に何故か一瞬目が覚めたとき「水星」の大合唱が聴こえたのを忘れることができない。結局配信はアーカイブされなかった(恥ずかしかったらしい)ので、見返すことができないのが惜しいけれど、あの真夜中の一瞬は自分にとってささやかな思い出になった。


あの瞬間に溢れた感動を無理やり言語化するのに思いの外時間がかかってしまった。正直、いくら言葉にしても足りないくらいだ。だってあんなの最高としか言いようがない。カッコ良過ぎる。同じ時代に生まれて、同じ時間軸の中で生きれてよかったと心から思う。音楽大好きな人達が、心の底から楽しんで作り上げた音楽は、聴く側をひたすら幸せにしてくれる音楽だった。本当に聴けてよかった。

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