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田植えDAY

改めまして、のまはらの活動に参加している大学2年の尾山郁人です。高校2年の秋にのまはらと出会い、昨年度から定期的に活動に関わらせてもらってます。

大学で農学部に所属しているため、実践の中で学ぶことがいっぱいで、いつも楽しみながら参加させてもらっています。特に、去年は大学がほぼ全てオンライン講義だったため、時間的に余裕があり、実に年間約80日のまはらの活動に使っていたことが最近数えてみて発覚しました!

GWから五月上旬と言えば、田植えシーズンです。のまはらでは1ha前後の水田を管理し、お米を作っています。

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4月に2日間かけて、播種(はしゅ)の作業を行った苗たちです。苗は田んぼに移植されたときに呼び名が「稲」と変わるそう。約1カ月かけて、高さ10cmほどまで成長し、育苗パレットの裏面は根がビッシリ。田植え機に載せるため、パレットから苗を剝がすのにも一苦労!!
生命力をビシビシ伝わってきました。

それにしても、驚くべき成長力。
田んぼ1反(約1000㎡)の田植えに用意する種籾量は約3.5kgほど。
それが、稲刈りをする頃には、稲が黄金色に輝き、穂に実がぎっしり詰まって重みで垂れ下がるようになり、1反当たりの平均収量がなんと535kg(令和2年度, 農林水産省調べ)だそうです。

535 ÷ 3.5=152.85・・
自然の中で育つと、150倍くらいになって収穫できる計算。
やっぱりすごい・・・。

さらにでいうと、日本人が1年間に食べるお米の量は57kgほど。いいのか悪いのかは別にして、1反の田んぼで日本人10人分のお米をまかなえる日もそう遠くないのか~。

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ということで、田植え機の乗車はこれで2年目。去年は慣れない速度調節レバーとハンドル操作に苦戦。グネングネンの個性的な田んぼになったので、もう少し見栄えがいい田んぼを!が目標で今年も挑戦。

田植え機は、しゅるい田んぼの中をたくましく進んで、自動で苗を数株取って植えてくれるすごい機械。それだけじゃなく肥料を同時に散布できる機能が3つもついてたり、1台5役くらいこなしちゃいます。

「肥料を今から播き始めるよー」とか、「後ろの苗が足りなくなってるよー」みたいなことをピーピーという警告音と共に知らせてくれます。その音が鳴るたびに毎回ドキドキしながら、とにかくできるだけ目印からズレないように植えることを考えて。

今預かっている田んぼは、多くが楕円や真ん中が窪んだゴーグル型みたいな形をしているので、植え残しがないよう機械動かすことも必要。機械を操作して、頭もフル回転して、これはもう健康間違いなしですね。
回していた動画が、思いのほか仕事できてる感出てびっくり。1年に1回しかない作業なので、また来年再チャレンジです。

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今年は田植えが一段落したと思ったら、すぐさま梅雨が到来。元気に育ってくれることを祈るばかり。それでは、また次回!尾山郁人でした。

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