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#2 仕事をしながら動画編集に没頭

Nomad Universityへようこそ!

世界を旅するデジタルノマドのあきな(@beakinaself)です。

わたしは旅の途中で出会った世界中のデジタルノマドにインタビューして、彼らが旅の途中で遭遇した「とんでもない体験」や「おもしろい体験」などをお伺いしています。彼らの非日常体験はとってもおもしろいので、興味あるひとはぜひこの記事を読み進めてくださいね。

📌 この記事はApple Podcastで英語音源を聞くこともできます。
音声をバックグラウンド再生しながら記事を読むことで、英語のトレーニングにもご活用いただけます。

前回の記事ではインド人YouTuberのパワンをご紹介しました。はじめてパワンに出会った時はコンビニでアルバイトをしていたのに、今では日本各地を旅するYouTuberになっていてとても驚きました。

第2回目の連載である今回は、YouTuberになる前に日本で働くことの難しさを痛感したというパウンに、仕事をする上での苦労について詳しく話を聞きます。日本の会社で働いていた彼は、なぜYouTubeをはじめたのでしょうか。

本インタビュー記事では、5回の連載でお届けしています。

#1 コンビニバイトから転身したインド人YouTuber
#2 仕事をしながら動画編集に没頭(今この記事を読んでいます)
#3 動画編集にすべてをかけた3ヶ月
#4 YouTuberとして生きるための試行錯誤
#5 後世に伝わる究極の動画を作りたい

この記事の目次は以下の通り。

1.趣味で続けていた動画制作

パワンがコンビニのアルバイトを辞めようと思ったのは、YouTuberになるためだったんですか?そもそもYouTubeで動画を作ろうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。

もともと趣味で動画を作っていました。

動画編集もするんですか?

はい。動画制作に関してはすべて自分でやっています。

仕事をしながら動画を作り続けていたんですね。

2.仕事のために日本語を学ばなくてはいけなかった

私はいま世界中を旅していて、多くの外国人から日本で働くのは難しいと聞きます。日本に行きたいのにビザの問題や言葉の問題、物価の高さなど、いくつものハードルがあるようです。

でも、そんな困難を乗り越えてパワンは日本で生活しているんですよね。

おそらくそれは外国人にとって、困難ではなくチャレンジだと思っています。

日本に来る前はインドでパイロットの免許を取って、パイロットとして働いていたんです。だから私の夢は、日本に行って日本航空で働くことでした。

幸いなことに働けることになったのですが、日本語ができないと全く仕事になりませんでした。3〜4ヶ月働いて辞めることになり、それから何もすることがなかったので日本語学校に通うことにしました。

せっかく夢が叶いそうだったのに言葉の壁が立ちはだかったんですね。

そうです。それでも負け犬としてインドに戻りたくなかったので、貯金を崩し、友人や家族からお金を借りて、全日制の語学学校に入学しビザを取得しました。

そこからバンで寝泊まりをして、コンビニでアルバイトをする生活が始まったんです。

転んでもタダでは起きないということですね。
チャレンジ精神が素晴らしいです。

3.ホテルのフロント業務に嫌気がさす

日本語を学び始めてからフルタイムの仕事を探して面接を受けるようになりました。この頃には日本に来てすでに2年が経っていて、語学を学び、ビザを取得することに時間を費やしてきたので何かしらを得たかったんです。

面接は30~40社落ちましたが、41回目の面接に受かり、大阪のホテルの正社員として働けることになりました。

そこまでは良かったんですが、ホテルのフロント業務はチェックインやチェックアウトの際に決まったセリフを何度も繰り返さなければなりません。4〜5ヶ月働いてあまりにつまらないと感じるようになってしまいました。

決まったセリフは録音した音声を流すとか、ロボットに喋らせるとか、人間がやらなくてもいいことですもんね。

たしかにそうなんですが、特に日本のサービス業においては笑顔が重要とされているので人間がやる必要があるんです。

日本だけでなく他の国でも笑顔でいることは大切ですよね。
トルコではいつも笑顔でいると宿にタダで泊まれたりもします。

笑顔でいることで何か特典があるのであればいいんですが、サービス業として笑顔でいることはまた別の話だと思います。イライラしていても笑顔でいなければならないのは大変です。

4.iPhoneの編集機能を使って動画制作に没頭

ホテルの仕事がつまらなくなったから何か新しいことをするためにYouTubeを始めたんですか?

インドにいたときから、なぜかわからないけど動画を撮るのが好きでよく撮っていたんです。旅行中も写真は撮らずにいつも動画です。

10年前か15年前くらいからブログをやっていて、動画を撮るときにはカメラに向かって何をしているのかを説明したり、誰と一緒だったかなど周囲の様子などを収めていました。未来の自分に説明するような感じだったのかもしれませんね。

その時は動画の編集方法を知らなかったし、何を撮るかもまったく考えてなかったので、まさか自分がYouTuberになるとは夢にも思いませんでした。

いまのYouTuberのベースができた感じですね。

そうかもしれません。

動画に音楽をつけたら映画みたいにかっこよくなるんじゃないかとも考えたんですが、どうやって編集するのかわからなかったんです。だから日本に来てからもただ単純に動画を撮り続けていました。

でもついにiPhoneの機能で動画編集ができることを知ってしまったんです!音楽をつけたり、簡単に編集ができるようになり、そこから一気に動画編集にのめり込みました。

オンラインスクールや講座に通わずに独学で学んだんですか?

はい、独学です。
ずっと編集したいと考えていたので、とにかく楽しくて夢中で編集しました。私にとっては遊びみたいなものだったんです。

5.動画編集だけは決してやめなかった

パワンはもともとインドでパイロットとして働いていたんですね。コンビニのアルバイトをしていることからは想像ができませんでした。

日本語という壁によって最初の夢を諦めざるを得なくなりましが、そこからまた立ち上がり、日本語を学びフルタイムの仕事を見つけるために奮闘します。このチャレンジ精神は見習いたいものです。

パワンにとっては動画編集は趣味であり、なぜかわからないけどやり続けていることだと言っていました。

次回は、ずっとやり続けている動画編集が生活を支える仕事になるまでのお話を聞きたいと思います。

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