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【契約トラブル編】フリーランス協会のセミナーを受けてみました

フリーランス協会の「実際にあった怖い話から学ぶ契約トラブル回避の基礎知識【フリーランスなら必ず知っておきたいシリーズ】」を受けました。

弁護士の先生が実際に相談を受けた事例を元に、事例の争点、事例から学ぶべきポイントを解説してくれました。1時間のセミナーでしたが、とても濃い時間でした!

私自身、フリーランス・個人事業主となってから4年の間にいくつかのトラブルを経験しています。

主なものは「支払遅延」「やり直し」「契約条件不明確・未作成」でしょうか。

過去に経験したのはこんなケースです。

条件提示はメモ書き程度。それに合意し着手・納品したものの、際限なく修正指示。要件・仕様を定めるように伝えると、「本案件は最終的な納品をもって完了となるので、修正に応じられないなら報酬は払わない」と言われた。

その案件自体は完了させましたが、そのような姿勢の発注者と継続的な取引は難しい。そう判断して降りることにしました。

また別の機会では、発注者の立場にある人がこんなことを言っていたのを耳にしたこともあります。

仕様を定めなくても問題ない。受注者が納品しても、成果物がこちらが思う水準に達していなかったら受け取らなければいいから。フリーランス・個人事業主で働くって、そういうこと。

クローズな場での発言だったので、本人は軽口のつもりで言ったのかもしれません。

が、この発言を聞いて「この発注者は、発注者としての立場を濫用する可能性がある」と私は思いました。

自分のことは自分で守る」これからの時代、これは会社員であろうと、フリーランス・個人事業主であろうと持っていたいマインドだと思います。

受注者側も発注者側も法律の知識がないケースが多いので、トラブルが起きている

今回のセミナーで弁護士の先生がおっしゃっていたことが印象的でした。

過去に私自身が経験した事例や今回のセミナーをふまえて大事だと感じたのは次の3つです。

・契約書は必ず作成する
・発注者の支払い能力の有無を確認する
・業務・仕様の範囲が定まっていない場合は契約しない

どんなにしっかりとした契約書を作っても、発注者に支払い能力がなければお金を払ってもらうことはできません。

支払い能力があるか、きちんと対応してくれる相手なのか。

同時にこうした部分も見ていく必要がありますが、それを事前に見極めるのはとても難しいことです。実際に仕事してみないとわからないケースも多いので、多少はイヤな思いをしたり、痛い目をみたりすることも必要なのかもしれません。。

一方、フリーランス・個人事業主を取り巻く状況も変わりつつあるようです。

フリーランス協会が政府に要望してくれたことで、こんなガイドラインもできたそうですよ。

https://www.kantei.go.jp/jp/singi/keizaisaisei/portal/new_workstyle/freelanceleaflet.pdf

個人は情報の面でも、資金面でも弱い立場にあるので、フリーランス協会のように情報提供してくれる組織があると助かりますね。

こうしたセミナーを活用しながら知識武装しつつ、いざとなったら「ノー」と言える業務遂行能力を磨いていくことが大事だなと思いました。

次回はインボイス制度のセミナーだそうです!

私は協会関係者ではありませんが、もっと多くの人がこうした協会の存在や、制度・法律を知って、みんなが働きやすい世の中になるといいなと思って紹介してみました。

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