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ぼた餅は、偶然当たらない。

今日は、ふと、私が就職活動をしている学生さんや後輩に話していたことを思い出している Kaori です。

それは、100%の偶然なんて(ほぼ)ない!、ということ。

私は、入社してから10年以上、当社の採用選考を受けようとされる就活生からインタビューを受けたり、悩める後輩とお話をする仕事をさせていただきました。普通の仕事にオントップなので、褒めて欲しい… w

でも、実は、こういう仕事、嫌いではなくて、周りの人からは「大変だねとか、また今年もやるんだ」という言葉をいただいて「そうなんです〜...大変」とはいうものの、楽しんでやっていました

だって、若い方の話、そう!これから、まさに働く場所を探している方たちの話を聞くのとても面白いし、自分の初心も思い出せるし。

忙しく働き始めると、目の前の仕事に追われて、自分の初心が置いてきぼりなることは、よくある話。

私が今でも、なぜこの会社で働こうと思ったか、なぜこの仕事をしたかったのか、という初心を覚えていて、かつ、恥ずかしげもなく表明できるのは、
一つ。面接をクリアするための作り物w...ではない、確固たる初心があったから。二つ、毎年、誰かに自分の初心を話す機会をいただいたから。

本当に、幸運なことです。

で、タイトルに話を戻すと、インタビューや面談の際によく聞かれたのが「どうすれば「私」が働いている部署で働けますか?」「どうすれば希望の部署に異動できますか?」というものでした。

うぅぅぅーん…。悶絶。

確かに、私は、現在(育休中ですが)所属している部署の仕事がしたくて、この会社を選び、比較的早い段階で希望部署へ異動することができました。初期配属も、実は、自分の第一希望通り。

でも、大きな会社の人事の話。自分の希望を、しかも、何者でもなく、年次も低い自分の希望を100%通すなんて、そんなことコントロールできません。私は、本当にラッキーだし、運が良かった、と心から思います。

とはいえ、質問者さんに「私は、本当に運が良くて〜」と答えるのは、何の情報提供もできていない、最低な回答だよなぁ...と思っていました。

そこで、毎回、こう伝えていました。

「私が、希望通りの部署で働けているのは、運も良かったと思う。でも、ぼた餅は、絶対に偶然には当たらない。だから、私たちは、ぼた餅に当たる可能性のある場所を、ウロウロするしかない。

そう「棚から牡丹餅」。思いがけない幸運が舞い込むことのたとえ。

でも、これ、棚の下を歩いていないと絶対に当たらないんです。
(脚力の早い人は、落ちた瞬間に、遠くから走りこむことができるかもしれません…ww)

その後、私の「棚の下をうろつく理論 wは、この「プランド・ハプンスタンス・セオリー(計画された偶発性理論)」かも、と知りました。

この部署で働きたい、この仕事がしたい、そう思うのなら、今いる部署で、全力を尽くし、最高の成果をあげるのも一つかも、しれない。少なくとも、光っている人でないと、他部署の人事担当は気づかない。同じ部署の上司も、推薦しづらい。希望通りでなかった...と腐ってしまったら、夢から、どんどん遠ざかる。

私は、ぼた餅を買ってきて、棚の上にのせて、自分で落として、それを自分に当てられるような『天才』ではない。だから、ぼた餅が落ちてくるかどうか、その瞬間は、かなり運に任せるしかない。
でも、棚の下をめっちゃ歩く、歩き回る、当たるまで歩くw それはできる。

これが、凡人戦略w
きっと、そうやって、願いを叶えてきました

それでは、今日も元気に、棚の下をうろつき回って、過ごそうと思います。

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