ハイトン

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最近の記事

侍が斬られ役に

122作目 9月16日「侍タイムスリッパー」 ☆☆☆☆ 江戸時代の侍が平成の太秦にタイムスリップ タイムスリップものということで、 誰が何をするのか・・・というところが注目だが、 「侍」が「斬られ役俳優」になるというもの。 あの時代の人間なのに、やけにタイムスリップへの理解が早いのは まあ置いておくとして、武士の誇りを捨てて、 本来ならば屈辱であろう、斬られ役を極めるという展開は面白かった。 オチはなんとなく読めてしまったが、 かつて殺しあいをした相手も、自分より30

    • まだセーラー服いけんのかい

      121作目 8月15日「スオミの話をしよう」 ☆☆☆☆ 元夫達それぞれで印象の違う女・スオミとは? 5人目の夫のもとで暮らすスオミが誘拐された。 犯人は誰?目的は?スオミは無事なのか? あらゆる情報を基に集まった5人の夫たちが、 知恵を絞って事件解決に挑むも、5人が5人とも、 全く違うスオミ像を語る。 本当に同じスオミなのか?彼女の真実とは? というような作品。 予告を見た感じだと、複数の男と別で現在進行形で 暮らしているという話だと思っていたが、 そうではなく、全

      • パリ五輪の前に見たかったよ

        120作目 9月13日「ザ・ブレイキン」 ☆☆ ブレイキンの世界大会に挑む若者達 ブレイキンしか賭けることのない弟と、勤勉で優秀な兄。 2人はお互いを憎み合い、普段から会話をせず、 交わることはなかった。 そんな時、ブレイキンの世界大会に出場する若者達を、 スカウトしているコーチに弟が、目をつけられる。 しかし、そんな弟を兄がブレイキンで負かしてしまい、 兄弟共にスカウトの目に止まる。 兄が何故ブレイキンができる(この表現の合ってるのか?)のか、 けっこう終盤までわから

        • 殺し屋を演じる

          119作目   9月13日「ヒットマン」 ☆☆☆☆ 殺し屋を演じる潜入捜査官 主人公は大学講師の傍ら、潜入捜査官として活動していた。 そんなある日、臨時で殺し屋として囮捜査を命じられる。 意外と才能があり、数々の委託殺人を未然に防ぐことができた。 しかし、その中の犯人の1人になりそうだった女性の 今の状況に同情し、犯行の意思を聞く前に、話を切り上げ、 囮捜査を失敗することで、彼女が逮捕されないよう努めた。 この出来事により、彼女は彼に恋してしまう。 ほぼほぼ実話というこ

        侍が斬られ役に

          軒下には・・・

          118作目 9月8日「愛に乱暴」 ☆☆☆☆ 仮初の平穏生活を送る主婦の”日常”が崩壊していく どこにでもあるような家庭を築いていた桃子は、 自分なりの幸せな日々を送ろうと、日々奮闘していた。 そんな中、近所のゴミ捨て場の連続不審火、飼い猫の失踪、 妙な妊活・不倫アカウントなど、徐々に平穏な日々が壊れていき、 だんだんと追い詰められていく。 ここから、誰かを殺害したり、実は放火犯だったり・・・ ということではなく、突きつけられる現実から、 徐々に自宅の軒下に執着するよう

          軒下には・・・

          ちゃんとシリーズ見なくては

          117作目 9月7日「エイリアン ロムルス」 ☆☆☆☆ 植民地から逃げ出して新たな惑星に向かおうとしたらエイリアンに遭遇 植民地で酷い扱いを受けてる友人連中と共に、 新たな惑星で暮らすことを夢見た主人公は、 自分たちの惑星を抜けてすぐの地点にある、 宇宙船をパクって、新たな場所に向かおうとしていた。 しかし、そこはエイリアンの研究施設で、 すでにバイオハザード寸前の危険な場所となっていた。 振り返ると、なんだかんだでエイリアンをしっかり見たことがない と気づいた。 何

          ちゃんとシリーズ見なくては

          罠か本気の愛なのか

          116作目 9月6日「夏目アラタの結婚」 ☆☆☆☆ 死刑囚と結婚することになった男の話 児相で働くアラタは、父親を殺人犯に殺された少年が、 アラタの名前を使って、殺人犯と文通し、父親の首のありかを 聞こうとしていたことを知り、代わりに拘置所に会いにいき、 首がどこにあるかを聞き出そうとする。 しかし、相手に手紙の本人ではないと悟られ、このままでは 聞き出せないと考え、咄嗟に「お前と結婚したい」と言ってしまう。 何度か会ううちに、不可解な点や言動に気がつき、 いつの間にか

          罠か本気の愛なのか

          3人の子供達との生活

          115作目 9月6日「マンガ家、堀マモル」 ☆☆☆☆ 自らの過去と決着をつけて新たに漫画を描く 幽霊のような3人組と暮らす絶賛スランプの漫画家。 新人賞を取ってから、全くいい作品が描けていない。 そんな中、小学生、中学生、高校生の3人から 自分たちを漫画にしたらいいと提案を受け、それぞれを漫画にしていく、 この3人の正体は? という作品。 結局この3人が、漫画家本人であり、彼の後悔を漫画として、 描き上げていくことになるのだが、 原作では紙媒体というか、受け手が想像し

          3人の子供達との生活

          クソジジイとクソガキ

          114作目 8月30日「ACIDE/アシッド」 ☆☆ 強力な酸性雨が降り続ける世の中のパニックスリラー あらゆるものを溶かし、飲み水にさえ困るような 強力な酸性雨が降るようになってしまったフランス?の話。 目の付け所が良くて、足を運んだが期待外れもいいとこ。 水という一番身近で、人間にとって最も大切なものが、 牙を向くという着眼点は良かったし、 長雨にすることで恐怖は倍増したとは思うけど、それだけ。 肝心のストーリーは、自分勝手なカス父と、意味のわからん娘の 噛み合

          クソジジイとクソガキ

          相対性理論をエンドレスで聴きたくなる

          113作目 8月30日「きみの色」 ☆☆☆☆☆ バンドを組む女子高生の話 人や物、雰囲気などが色として見える女子高生が、 学校の憧れの人と、偶然知り合った男子高校生とバンドを組む。 校則が厳しい学校の中で、ひたむきに練習を重ねて 学園祭のような学校のイベントで演奏する。 高校生を描く作品は、恋愛物が多すぎて、 アイドルのクソみたいな演技とゴミみたいな脚本を 見にいくのがしんどいので、こういう作品はすごくいい。 ひたむきに、何か夢中になれるものに一生懸命になれる。 高

          相対性理論をエンドレスで聴きたくなる

          ダリは来てくれるのか?

          112作目 8月24日「美食家ダリのレストラン」 ☆☆☆ ダリに来てほしいレストランのシェフになった兄弟 ※ネタバレあり 料理の天才と芸術の天才が同じ街に存在する世界線。 バルセロナを追われた料理人の兄弟は、ダリの住むカダケスの街へ 逃れてくる。兄は料理において、驚異的な才能を持っており、 その街のイカれたおっさんが経営する、レストランに雇われる。 このレストランはダリに料理を食べてもらうことを目標にしており、 このシェフがいれば、夢が叶うと様々な策を講じて、アプロー

          ダリは来てくれるのか?

          マザコンと超溺愛

          111作目 8月23日「ポライト・ソサエティ」 ☆☆☆☆ キモイ親子に姉を取られそうになった妹の奮闘 ※ネタバレあり 日本や中国の要素を取り入れたインド格闘映画化と思いきや、 ママのために自分の嫁の子宮でママのクローンを創りたい、 激キモマザコンムチュコたんと、 ムチュコたんと結婚したい 鬼キモ溺愛ババア(マザコンの対義語作ってくれ)の元に、 姉を嫁に行かされるのを阻止しようとする、 妹のイカれた作品だった。 ちょっとした動きやセリフ、現象が後々に伏線回収されるのは、

          マザコンと超溺愛

          神が殺らねば、俺が殺る

          110作目 8月23日「モンキーマン」 ☆☆☆☆ 全てを奪った宿敵に復讐する猿マスクの男 幼き頃に、自分の村を焼き払い母親を殺した悪徳警察署長に、 復讐する方法を思いついた、闇格闘技の殴られ役の・男キッド。 その背景には、さらなる巨悪が存在した・・・ といった感じで、ラスボスと真のボスがいる王道のストーリー。 一瞬インド映画か?と思いつつも、インドの架空の都市なだけで、 インドっぽさは皆無だった。 冒頭で、インドのハヌマーンの伝承について軽く触れるが、 これは多分、(

          神が殺らねば、俺が殺る

          パニックホラーと思わせてサメでした〜

          109作目 8月17日「エア・ロック 海底緊急避難所」 ☆☆☆ 海底でサメと空気がなくなる恐怖に襲われる まずは、放題がダサすぎる・・・ 「NO WAY UP」のままで良いじゃない・・・ この方が、上がれない理由がわかってきて怖いじゃないか・・・ 91分という短さでどうやって飛行機内の客を殺していくのかと思ったら、 まず、早朝の便でなおかつ古い飛行機だから、みんな乗ってないだけ みたいなフリが入って、乗客数を大幅に削ることによって、 主人公たちに早めに、恐怖のバトンが回

          パニックホラーと思わせてサメでした〜

          父親との絆が明かされる

          108作目 8月17日「ねこのガーフィールド」 ☆☆☆☆ 気ままな飼い猫ガーフィールドの物語 海外でめっちゃ人気の漫画で、アニメ化もめっちゃあるらしい本作。 今回は長編アニメーションの劇場版。 なんかあんまり日本に馴染みないけど、 多分自分が知らんだけだろうなあ。 食いしん坊のぽっちゃり猫ガーフィールドの幼少期の秘密と、 5年まに自分を捨てた父親との絆が明かされる。 THE海外のアニメといった感じで、 コミカルで、大人から子供まで楽しめるジョークが満載。 劇場が笑いの

          父親との絆が明かされる

          バカ作品かと思ったら伏線満載で

          107作目 8月16日「フォールガイ」 ☆☆☆☆☆ スタントマンがいつの間にか大事件に巻き込まれる バカバカダメダメスタントマンのバカバカ話と思いきや、 ストーリー構成がしっかり練られていて、 ちょっとしたサスペンス要素もありながら、 前半の何気ない会話など全てが伏線になっていて、 非常に面白かった。 戦闘シーンも変わっていたというか、 正義と悪が描かれると、大抵は正義側である主人公たちが、 めっちゃ無敵状態で相手を殺すけど、 あくまでも主人公は、普通のスタントマンで、

          バカ作品かと思ったら伏線満載で