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Augmented Reality — The Wiggles x WeYo

How we Wiggled our way into becoming App of the Day. Globally.

ARとは「Augmented Reality」の略で、日本語で一般的に「拡張現実」とも訳されます。実在する画面にバーチャルの視覚情報を重ねて表示することができて、目の前にある世界を仮想的に拡張するテクノロジーです。

私の会社Two Bullsでは、今までにこのテクノロジーを使用し、数多くのアプリ制作してきました。今回は、ARを使い子供向けのアプリのアートディレクションを努めさせていただいた時の感想をシェアさせていただきたいと思います。

The Wigglesは世界中の子供に人気のオーストラリアの音楽、パフォーマンスなどを中心に行うグループで、オーストラリア以外のアメリカとイギリスを含む英語圏の国でも子供たちに大人気です。今のメンバーは、歌、楽器、踊りもできるEmma、またLachyと若いメンバーも加わり、見た目も華やかですが、1991年に結成されて2012年までのオリジナルメンバーは、全員40代後半から50代のおじさんという日本ではありえない設定になっていました。

今回は、WEYOという子供向けのアプリを主に制作している会社と協力し、The Wigglesのアプリの制作にデザインのアートディレクションまたUXUIリードとして携わらせていただきました。

このアプリの制作の上で一番気をつけたことは、一番には小さなお子様が使いやすく、アクセスしやすいということでした。ユーザーテストを繰り返し行い、そのフィードバックに応じて変更を加えて行ったこと、ユーザーテストを繰り返し行い、そのフィードバックに応じて変更を加えて行きました。またアクティブで、没入型のインタラクティブなエクスペリエンスになるように心がけました。

リサーチ上で気付かされたことは、子供向けのほとんどのメディアは、子供が受動的に消費するようにデザインされているということでした。例えば、ソファーに座り背中を丸くして画面を直視しているお子様の姿をよく目にしますが、このアプリその逆になるように、例えばメインのキャラクターと一緒にダンスを一緒にしたり、歌を歌ったりできるようにデザインしました。

エンジニア・チームはアップルの最新のARエンジンを利用し、幅広い子供向けコンテンツに適合する柔軟なフレームワークをデザインおよび開発しました。The WigglesにはiOS ARKit 2.0を使用し、ARテクノロジーの最先端で没入型体験を提供しています。また、CMSとエディターを搭載しているため、技術的な専門知識がなくても、クリエイティブは既存のバックカタログからインタラクティブなエクスペリエンスを簡単に構築できます。

今回は、クリエーティブ・チームがUXUI、プロトタイピング、インターアクション・デザイン、ARマスクデザイン、3Dモデリング、モーション・デザイン、ユーザビリティテストなどを担当し、エンジニ・チームがエンジニアリング、データモデリング、フルスタック開発、CMS開発をWEYOと協力し、このアプリを開発しました。

今回は、お子様達に新しい形のアプリを提供できたとが一番印象に残りました。また2019年ー2020年に、このアプリはiAward National Winner、App of the Day、Apps We Loveなどの様々な賞を受賞しました。そして、私たちの会社では、今回構築した、フレームワークまたARエンジンを使用し、2019年から2020年に渡り、セサミ・ストリート、オッドボッズなどの子供むけアプリを制作し続けています。

こちらでアプリのケース・スタディをご覧いただけます。

ケース・スタディは日本語で表現するなら簡単にいうと「事例研究」です。ビジネスに使われるケース・スタディは実際に働くことで仕事内容を覚えていく。リアリティーのある経験を積むことで働き方を覚え、効率化・時間短縮につなげることを目的にしています。

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