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The UX of a Banana🍌

私の会社では、毎週月曜日の朝、オーガニックのフルーツが盛り合わせた大きな箱が届きます。その箱には色々なフルーツが山盛りに入っています。

バナナ、みかん、キュウイ・フルーツ、桃、オレンジなどなど、季節に合わせてたくさんの果物が届きますが、バナナとみかんは特に人気で、すぐに無くなってしまいます。週の終わりには、熟し尽くして、ちょっと潰れてしまったスモモやキュウイが残っていることはありますが、バナナやみかんが残っていたことは過去に一回もありません。

みんなバナナが好きなんだな〜。バナナとみかんは一番食べやすいからな〜。なんて、ふんわり思っていましたが、じっくりと分析してみるとバナナは果物界の王者ということがわかってきました。

果物界UXの王様

バナナはおいしくて、体にも優しい最適なスナックですが、他にも優れた要素がたくさんあります。確かに、バナナよりも美しくて、栄養価の高く、美味しい果物はたくさんあると思いますが、バナナの全体的なユーザー・エクスペリエンスは最強だと思いました。

バナナと他の果物を比較してみました。

私は、スーパーにいくと必ずと言ってもいいほど、バナナは購入します。スイカ、マスクメロンはとても美味しいですが、スーバーなどで見かけると、「高価そうだな〜」「これ、重そうだな。今日は歩いてきたし…」また「これを冷蔵庫に入れたらスペース取るだろうな〜」などなど大きくて重い果物は、購入するのにも躊躇してしまうことが多くあります。そしてこれらの果物は、効果でデリケートなので、輸送するための適切なコンテナが必要です。

他にもよく購入する果物はもちろんあります。キュウイ、オレンジ、リンゴ、ナシ、プラム、モモ、しかし、これらの果物は、皮、果汁、また種の処理が必要で、食べる前に、洗ったり、切ったりするツール、お皿に盛り付け作業が必要になってきます。

みかんも、バナナ同様食べやすいのですが、バナナほどユーザー・エクスペリエンスは強くないと私は思います。例えば、朝、遅刻気味で会社に遅れそうな時に果物を一つ手に取ろうとして、バナナとみかんがひとつずつ残っていたら、焦っている私は潜在的にバナナを選ぶと思います。バナナの皮は、みかんよりも厚いのでカバンに直接入れても潰れる心配が少ないのと、みかんを食べた時に、「今回は失敗だったな〜」と思う経験を過去に何回かしたことがあります。バナナはいつ頃が食べ頃なのか、その色の変化でわかりやすくしてくれているので、そう言った失敗が少なく済むのです。

食べごろはいつ?
バナナには、視覚的合図が組み込まれていて、いつ頃が食べ頃なのか、その色の変化でわかりやすくしてくれています。他の果物は嗅いだり、触ったり、味わったりして、その食べごろを確認しなければいけませんが、バナナは色合いを見るだけですぐに食べごろがわかります。

いつでもどこでも!
バナナはモバイルで、外出先でも簡単に食べることができます。皮は厚く、果物を保護してくれているのですが、食べるときは、道具なしで簡単に皮を剥くことができます。手掴みで食べるのに、洗っていない手でつかんでも大丈夫です。手も服も汚れません。

バナナのガイドライン。
バナナはとてもユーザー・フレンドリーな果物で、手で剥く際にも、剥く方向に合わせてラインが入っていてとても、一気にしかも、綺麗に剥くことができます。これは最強なUXです。

食べやすさ。
皮を剥いたのちに食べる作業はシームレスな経験です。美味しくて栄養価も高く、タネや、果汁もないので、バナナ食べる作業は快適で楽な経験を提供してくれています。

どこでも入手可能。
バナナはすべての大陸で栽培されていて、常温保存も可能なので、世界中で年間を通じて安価で入手できます。例えば、海外に旅行に行った時に、文化や習慣の違いに圧倒された経験がある方も多いかと思いますが、そんな時には近くのスーパーやコンビニでバナナを買って道端で食べてみたらいかがでしょうか?いつもと変わらない、バナナ。ちょっとホッとできるかもしれません。

体と心に優しい
バナナは、おなかにとても優し愛しい感じます。またセロトニンの生産を助けるアミノ酸トリプトファンとビタミンB6を含む唯一の果物なのだそうです。セロトニンはうつ病を緩和してくれます。バナナは私たちを幸せな気分にしてくれる果物なのです。

バナナは最強のUXだなっと思った午後でした。


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