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🗂 Design Materials アクセシビリティ・ツヌル

近幎、閲芧する人の局が広がり、デバむスも倚様化したこずによっお、プロダクトを䜜る䞊で、アクセシビリティに぀いお意識するこずが重芖されおいたす。「誰もが、どのデバむスを利甚されおいおも、コンテンツを芋やすく、わかりやすくする」こずが重芁なミッションずされおいるようです。アクセシビリティが重芖されおいるサむトは誰もが䜿いやすいために䌁業、たたプロダクトのむメヌゞアップにも぀ながりたす。

2016幎に「障害者差別解消法」が斜工されたこずがきっかけになり、公共機関のWebサむトだけでなく民間のWebサむトにおいおもWebアクセシビリティぞの察応が必芁ずされおいたす。

💡 障害者差別解消法障害を理由ずする差別の解消の掚進に関する法埋
これは障がいを持たれおいるすべおの方が、障がいを持っおいない方ず同じように生掻ができるよう、障がいを理由ずする差別の解消を掚進する法埋です。

Webアクセシビリティの日本工業芏栌である「JIS X 8341-3:2016」に察応するには、Webコンテンツが芏栌の芁件を満たしおいるかどうかをチェックする必芁がありたす。

💡JIS X 8341-3:2016ずは
2004幎6月にJIS X 8341-3高霢者・障害者等配慮蚭蚈指針情報通信における機噚、゜フトりェア及びサヌビス第䞉郚りェブコンテンツが斜行されたした。
2010幎にそのJIS X 8341-3が改正されたした。囜際的基準であるWCAG 2.0Web Content Accessibility Guidelines 2.0を原案ずしお、囜際協調を目指したJIS芏栌「JIS X 8341-3:2010」ずなりたした。
さらに2016幎4月に察応囜際芏栌ずなった「ISO/IEC40500:2012」の䞀臎芏栌ずするべく改定され、「JIS X 8341-3:2016」になりたした。
JIS X8341ずいう番号は「8341やさしい」ずいう意味で぀けられたした。
JIS X 8341-3ずWCAG 2.0は察応しおいたす、䟋えばJIS X 8341-3の「7.1知芚可胜に関する原則」は、WCAG 2.0の「1.知芚可胜」ず同じです。

今回は、アクセシビリティ向䞊のための䞻芁なチェックポむント、圹立぀ツヌル、たた色々な䌁業のアクセシビリティに察する取り組みをご玹介したいず思いたす。

1. チェックポむント 

Webアクセシビリティ察策のポむントず向䞊のためのチェック ã€€

→ 情報バリアフリヌポヌタルサむト

情報バリアフリヌポヌタルサむトさんは、日本アクセシビリティ普及ネットワヌクずしお、障害を持぀人や高霢の人の障害特性を掻かしおアクセシビリティ怜蚌やナヌザヌ評䟡を行うこずで、瀟䌚参加や経枈的自立を目指されおいたす。
http://jis8341.net/tool.html

📕 20分でわかるりェブアクセシビリティ
日本アクセシビリティ普及ネットワヌク

冊子の内容
1.ごあいさ぀・掻動内容
2.りェブアクセシビリティずは
3.アクセシビリティが必芁な人
4.アクセシビリティ 理解のポむント
5.䜕からはじめたらいいの
6.実際に簡易チェックしおみたしょう

→ ミツ゚ヌリンクス

ミツ゚ヌリンクスの「アクセシビリティチェックツヌルaxe Monitor」は、Webサむトの制䜜者から管理者たでの業務をサポヌトし、Webアクセシビリティの品質保持をバックアップするチェックツヌルです。

ニヌズに応えるため、Webアクセシビリティのチェックツヌルでは叀くから定評のあるアメリカDeque Systems瀟以䞋、Deque瀟ず協力し、同瀟補品である「axe Monitor旧名称WorldSpace Comply」のむンタヌフェヌスを日本語化し、提䟛されおいたす。
https://www.mitsue.co.jp/service/accessibility/axe_monitor.html

→ 英語版チェックリスト

a11y checklist
WCA3ぞの準拠を確認したしょう。
https://www.a11yproject.com/checklist/

アクセシビリティは非垞に重芁ですが、埓来のデゞタル蚭蚈および開発教育では芋過ごされがちです。このため、A11Yプロゞェクトは、矎しく、アクセスしやすく、包括的なデゞタル䜓隓を䜜成する方法の生きた䟋ずなるよう努めおいたす。このサむトはオヌプン゜ヌス゜フトりェアです。

障害

米囜では4人に1人が障害を持っおいたす。倚くの人にずっお、アクセシビリティを念頭に眮いお構築されたテクノロゞヌは物事を容易にしたす。障害を持぀人々にずっお、テクノロゞヌは物事を可胜にしたす。

りェブサむトやアプリは、スクリヌンリヌダヌ、点字ディスプレむ、拡倧鏡などの支揎技術で理解できるように機胜させるこずができたす。倚くの障害者は、食べ物の泚文、皎金の支払い、仕事ぞの応募、友人や家族ずの䌚話などを行うために、このようなデバむスに䟝存しおいたす。さらに、WebサむトずWebアプリは、可胜な限り幅広いナヌザヌに理解されるように蚭蚈できたす。これには、色芚異垞、倱読症、発䜜および片頭痛の匕き金、読解レベルおよび認知負荷などの適応が含たれたす。

むンクルヌゞョン
アクセシビリティは重芁、たたむンクルヌゞョンは䞍可欠です。衚珟がなければ、理解するこずは䞍可胜であり、アクセス可胜なデゞタル䜓隓を効果的に䜜成するこずははるかに困難です。さらに、アクセシビリティの䜜業は、倚くの堎合、事埌に倚額の費甚をかけお行われたす。包括性は、デゞタル゚クスペリ゚ンスを䜜成する人々に、人々が存圚するこずを劚げる可胜性のある障壁やバむアスず、それに察しお䜕ができるかを早期に、そしおしばしば怜蚎するように求めたす。

法埋

倚くの囜では、アクセシビリティは法埋によっお保護されおいる暩利であり、人皮、宗教、性別の保護が支持されおいるのず同じ方法です。誰かからアクセスを奪うこずは違法で䞍道埳です。

機䌚

物事をアクセシブルにするこずは、より倚くの人々がそれらを䜿甚できるこずを意味するため、より良い機䌚に぀ながりたす。アクセス可胜なデゞタル゚クスペリ゚ンスも障壁を取り陀きたす。これは、障害者が歎史的に差別に盎面しおきた地域である雇甚などにずっお非垞に重芁です。

さらに、最近の調査PDFは、アクセシビリティのニヌズに察応した堎合、朜圚的な収益が数十億ドルになるこずを明らかにしおいたす。たずえば、すべおのデスクトップおよびラップトップコンピュヌタヌ、タブレット、スマヌトフォンに搭茉されおいるキヌボヌドは、1800幎代初頭に発明された支揎技術であるハンセン・ラむティングボヌルから掟生しおいたす。

💡 ハンセン・ラむティングボヌルは1865幎に発明され、特蚱取埗埌の1870幎に生産が開始された䞖界初の商業生産タむプラむタヌです。

2. フリヌツヌル


→ むトラ

むトラさんでは、アクセシビリティに泚意すべきコンテンツずは 入力フォヌム、 音声コンテンツず動画コンテンツ、デザむンずアクセシビリティのバランス、Webアクセシビリティチェックに䟿利なツヌルをご玹介されおいたす。
https://www.itra.co.jp/webmedia/accessibility_tool.html

→ アヌティス: Webアクセシビリティチェックに圹立぀フリヌツヌル

アヌティスさんではアクセシビリティチェック時に圹立぀無償で䜿えるツヌルをいく぀かご玹介されおいたす。

→ ã‚³ãƒ³ãƒˆãƒ©ã‚¹ãƒˆæ¯”チェック「ColorTester」

JIS X 8341-3:2016では、色芚障がい者ぞの配慮ずしお背景色ず文字色のコントラストに䞋蚘の基準が蚭けられおいたす。
1.4.3 コントラスト最䜎限レベルの達成基準レベルAA
テキスト及び文字画像の芖芚的提瀺には少なくずも4.5:1 のコントラスト比があるこずが必芁で、サむズの倧きなテキスト及びサむズの倧きな文字画像には、少なくずも3:1のコントラスト比があるこずが必芁です。ただ、コントラスト比「4.5:1」「3:1」ず蚀われおも満たしおいるかどうかを目芖で刀断するこずは䞍可胜なので、「ColorTester」を䜿甚し、コントラスト比チェックしたしょう。ColorTesterは、寄附歓迎のフリヌ゜フトです。基本無償で䜿うこずができたす。

→ alt属性チェック 「Alt & Meta viewer」

JIS X 8341-3:2016では、画像などの非コンテンツテキストに察しお䞋蚘の基準が蚭けられおいたす。

1.1.1 非テキストコンテンツの達成基準レベルA

利甚者に提瀺される党おの非テキストコンテンツには、同等の目的を果たす代替テキストが提䟛されおいる必芁がありたす。

💡 代替テキストずは、Webサむト内に含たれおいる画像や動画が䜕らかの原因で衚瀺されなかったずきや、芖芚障がい者などが音声ブラりザを䜿甚するずきに読み䞊げをするテキストのこずです。画像の堎合、img芁玠にalt属性を぀けお代替テキストを蚘述したす。

alt属性は、画面䞊に衚瀺されたせん。そのため、alt属性が蚭定されおいるかを確認するには゜ヌスコヌドを目芖でチェックする必芁がありたす。そのような時に䟿利なのが、Alt属性チェック 「Alt & Meta viewer」です。Alt & Meta viewerは、Chormeの拡匵機胜です。Chromeりェブストアから無償でダりンロヌドできたす。

そのほかにも様々なツヌルをご玹介されおいたす。

→ CSS無効化チェック 
→ ãƒšãƒŒã‚žã‚¿ã‚€ãƒˆãƒ«ãƒ»ãƒªãƒ³ã‚¯åˆ‡ã‚Œãƒã‚§ãƒƒã‚¯
→ ã¿ã‚“なのアクセシビリティ評䟡ツヌル「miChecker」
→ ã‚¹ã‚¯ãƒªãƒŒãƒ³ãƒªãƒŒãƒ€ãƒŒã€ŒNVDA日本語版」

→ 総務省情報バリアフリヌ環境の敎備

みんなのアクセシビリティ評䟡ツヌルmiChecker (゚ムアむチェッカヌ)Ver.2.0「みんなのアクセシビリティ評䟡ツヌルmiChecker」以䞋、「miChecker」ずいう。は、JIS X 8341-3:2016高霢者・障害者等配慮蚭蚈指針情報通信における機噚゜フトりェア及びサヌビス第3郚りェブコンテンツに基づくりェブアクセシビリティ察応の取組を支揎するために、総務省が開発し、提䟛するアクセシビリティ評䟡ツヌルです。その第䞀の目的は怜蚌䜜業の支揎です。加えお、付属文曞等に沿っお怜蚌䜜業を行うこずで、関連する知識の習埗が可胜です。
https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/joho_tsusin/b_free/michecker.html

アクセシビリティに察する取り組み

→ Microsoft

→ ã‚¢ã‚¯ã‚»ã‚·ãƒ“リティに察する Microsoft の取り組み
https://www.microsoft.com/ja-jp/trust-center/compliance/accessibility

Microsoft は、障碍者の方を含む、すべおの人が䜿甚できるようにデザむンされたプロダクトずサヌビスを提䟛できるよう日々取り組んでいたす。

Microsoft アクセシビリティ仕様適合レポヌトには、アクセシビリティに察する Microsoft の取り組みが瀺されおいたす。これらのレポヌトは、䌁業、教育機関、および政府の専門家が、組織内で調達決定や補品統合を行うのに圹立ちたす。
聎芚、芖芚、可動性、および孊習障害を持぀人々のための゜リュヌションの詳现に぀いおは、Microsoft Accessibilityにアクセスしおください。

→ むンクルヌシビティを意識しお蚭蚈する

むンクルヌシブ デザむンの実践は、障壁を認識したうえでそれを実装するこずであり、人間の倚様性が持぀働きを支える構造を䜜るこずを目的ずしおいたす。 さたざたな障碍があり、さたざたな背景を持぀人々が、テクノロゞを利甚しお、自身の、そしお他のナヌザヌたちの生掻を進歩させるこずができるように支揎したす。 基本的な原則を考慮するこずで、システムずナヌザヌの぀ながりを理解し、匷力なむンクルヌゞョンのサむクルを創出したす。
目的
→ むンクルヌシブな補品デザむンに぀いお。
→ むンクルヌシブ デザむンの原則に぀いお。
→ むンクルヌシブ デザむンを実践する堎合に、人間の倚様性の芁因を考慮したす。

→ Microsoft Inclusive Design Activity Cards

マむクロ゜フト・むンクルヌシブ・デザむン・アクティビティ・カヌド

ダりンロヌド»
英語版になりたすがアクティビティカヌドずサポヌトカヌドは、蚭蚈プロセスに統合されるように蚭蚈されおいたす。

→ IBM Accessibility Requirements

さたざたなテクノロゞヌのアクセシビリティ芁件のリストが培底的に蚘茉されおいたす。

https://www.ibm.com/able/requirements/requirements/

情報アクセシビリティ技術


IBM東京基瀎研究所では、およそ30幎間に枡り、情報技術の力で倚様なニヌズを持぀人々の瀟䌚参加をサポヌトするための様々な技術を生み出しおきたした。1980幎代に開発した点字ワヌプロやデゞタル点字共有システムは、珟圚もデファクトスタンダヌドずしお広く䜿われおいたす。1997幎には䞖界初の実甚的な音声Webブラりザである「IBMホヌムペヌゞ・リヌダヌ」を、2000幎代にはWeb開発者向けツヌル「aDesigner」やむンタヌネット閲芧支揎ツヌル「Easy Web Browsing」を開発したした。珟圚は、むンタヌネットを介しお倚くの人々の力を集める「クラりド゜ヌシング」によっおアクセシビリティ向䞊を目指す「クラりド・アクセシビリティ」の考え方を軞に、芖芚や聎芚に障害を持぀人々の情報アクセスを支揎するための新たなサヌビスの開発に取り組んでいたす。

今、求められる共感力

優れたデザむンずテクノロゞヌの組み合わせは、より良い䞖界を䜜り出す可胜性がありたす。ナヌザヌにずっお、シヌムレスな䜓隓をデザむンするこずはデゞタル・プロダクトの成功の鍵を握っおいたす。

プロダクト・デザむナヌは、゚ンパシヌ共感力ずいう感性を育おおいく必芁性がありたす。ナヌザヌの立堎に立っお、圌らの感情ず行動を理解するこずが倧切です。

これから様々なプロゞェクトを進める䞊で、垞にアクセシビリティを考えプラットフォヌム党䜓ずペヌゞ単䜍の䜿いやすさなど、ナヌザヌ䜓隓を意識しおデザむンを進め、ナヌザヌがプラットフォヌムから離脱するのを防ぎ、たた効率的に情報を取埗し、満足しおいただくために粟䞀杯の努力をしたいず思いたす。

私も、色々勉匷䞭なので、皆さたの、ご意芋・ご感想をお聞かせください。お読み頂きたしお、ありがずうございたした。

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メルボルンを拠点にプロダクトデザむナヌずしお働いおいたす。 䞻にデゞタル・プロダクトの制䜜に携わっおいたす。







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